A.無借金経営で現金は0円
B.1千万円の融資を受け1千万円ある
C.1億円の融資を受け1億円ある
・・・といった会社があるとき、(新規事業でも既存事業の拡大であっても)この中で英断して実行しやすいのはどれか?
……と言えば、答えは「C」の会社です。
なぜなら、お金があるから・・・です。
事業展開をして融資を受けた金額以上のお金を稼ぎ、そこから借金を返済すれば差額が手元に残ります。
時間が経って借金を完済すれば丸々手元に現金が残ります。
事業というのはそうやって行なうことで規模の拡大を早く実現することができます。
だから、一見すると「無借金経営が良い」ようにも見えますが、「早く軌道に乗せる/早く規模の拡大を図る」という意味では必ずしも無借金経営が良いとは言えず、借金をして経営を行なうほうが適切の場合もあります。
→ 同じことが、個人レベルでの事業においても言えます。
何かを決断しなければならない場合、手元にある現金(=使える現金)が0円だと「損をしたら困る・・・」という気持ちが先に立って思い切ったチャレンジができません。
でも、現金があればそうした心配はなくなります。
使える現金が多ければ多いほど、たくさんのことにチャレンジできます。
お金(使える現金)があるからこそできる!・・・という当たり前のことを事業経営者は知っておくことが大事です。
不動産投資は不動産賃貸事業なので、事業経営者と同じ発想をする必要があり、すなわち、不動産投資では「使える現金をたくさん持ったほうがより多くのチャレンジ(=投資)ができる」ということになります。
お金があればこそ勇気が出て行動できることは多々ありますから、そういう意味でも「融資を受ける/借金をする」という選択肢を選ぶことは大事だと思います。