未上場の株式を購入する場合や、不動産を購入する場合などでは、その実物を実際に目で確認することができるので安心です。
もし何らかの「投資話」で、その投資対象物が自分の手元に来ない(目で実物を確認できない)ようなものだったら、注意することが大切です。
なぜなら、その「投資話」は「詐欺話」かもしれないからです。
それがいわゆる「信託形式の運用」であれば、自分が支払った大事なお金がどこに消えて、どういう風に処理されているのかわかりずらくなっています。
いつの時代でも、詐欺師はいなくなりません。どこかに潜んで存在しています。
また、良い意味でも悪い意味でもお金儲けに関するスキームや金融業界は進化し続けています。そのため、詐欺師も勧誘の手口が年々巧妙になって進化しています。
オレオレ詐欺などの話も、普通に考えたらひっかかるハズがない・・・と思えるのに、なぜか騙されてしまう人が多い・・・。
それだけ、手口が巧妙になっていることを認識しておくことが大切です。しかも、最近の傾向として投資詐欺だと気づくまで(=明るみに出るまで)に時間がかかっているようです。
時間がかかるということは、明るみに出たときには「時すでに遅し」・・・です。
もし現在、何らかの投資先にお金を預けていて(=投じていて)、これまではトラブルに合わず安心できていたとしても、後に「実は詐欺だった」・・・なんてことも十分あり得ます。
残念ですが、それが今の世の中だと知ることが必要だと思います。だから私はそうした「実物資産がないもの」には手を出しません。それを自分の投資哲学の一つにしています。
昨今の投資詐欺や運用失敗は「事件の表面化までに時間がかかっている」・・・ということを、ちょっとだけでも頭の片隅に置いておくと良いと思います。