投資とは「買ったモノをそのままなのにお金を返してもらう」ようなこと
- 2018/8/13
- マネー・投資
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投機は、買ったモノを転売することでその売買差益を狙う行為です。
多くのビジネスの仕組みはこれと同じです。
安く仕入れたモノに自分の利益を乗せて他者に売却することで差額分の利益を得ます。
また一般的には、買ったばかりの商品が気に入らなければ、そのお店が新品を扱う店であれ、中古品を扱う店であれ、その場ですぐに返品すれば購入金額と同じ金額を返金してくれます。
もしくは後日であっても、レシートと一緒に持参すれば(すなわち購入金額がわかるようにすれば)商品を返品してお金を取り戻すことが可能なところは多いです。
ところが、不動産投機では面白いことが起きます。
新品の不動産(=新築のマンション・戸建て等)だと、購入したその場で返品すると言っても(つまり未使用であっても)購入した金額は返してくれません。
・・・と言うかそもそも返品に応じてくれず改めての売買となります。
中古の不動産(=中古のマンション・戸建等)でもほぼ同じで、未使用であっても諸経費等が差し引かれますから購入金額がそっくりそのまま返ってくることは難しいと言えます。
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投機家ではなく投資家の場合は、面白い発想をします。
投資家は「お金を返してもらって、不動産もそのまま持ち続けたい・・・」と考えます。
ただし、お金を返してくれる相手は売主ではなく後日そこに住む人/もしくはもう既に住んでいる人からで良い・・・と考えます。
「お金を返してもらうし、投資したモノもそのまま持っていたい」というのが投資家の意向です。しかも、それがまかり通ってしまいます。
そこが一番面白いところです。投機家と投資家は見ている世界が違います。
どちらを見ることを望むかは人それぞれですが、私は「投資家」のほうを選択しました。