サラリーマンの中には、仕事を真面目に働いてせっせと貯金を勤(いそ)しみ、定年時の退職金もたくさん出て、しかも親からの遺産を相続するなどで老後の生活資金が潤沢にある人もいると思います。
そういう人の場合は、ムリにお金を投資にまわす必要はないと思いますし、もっと言えば下手に投資に手を出さないほうが良いかもしれません。
なぜなら、そうした人の場合は若いときからの投資経験があまりなく、歳をとってから始めると甚大な損失を被ってしまう恐れが高いからです。
下手にお金を運用しようと思わずに、じっと貯金したままがベターのこともあります。
また、怪しい利殖話・投資話が舞い込んできたとき、ほとんどの人は決して話を聞かずに断ることが大事です。
せっかく、数十年も真面目にコツコツと働いて手にした大金をすっからかんになくしてしまっては後悔してもしきれません。
世の中には真面目な人ばかりとは限りませんから、要注意です。
たとえ「元本保証です」と謳っていても、素直に信じないほうが良いと思います。
それくらいの慎重さがほしいところです。
老後のお金がしっかり準備されているなら歳をとってからの冒険は控える・・・という意識で自分のお金を防衛することが大切な人も世の中には少しは存在している・・・と思います。