「借りた」お金であれば、当然「返す」必要がありますから、将来の返済のことを頭の片隅に置いたうえで借りたお金を使うことが大事です。
返済時に「利子」をつけるかどうかは、貸した側の裁量次第です。
「もらった」お金であれば返す必要はありませんから、将来の返済を気にすることなく自由に使えます。
借りたお金ともらったお金とでは大きく違う・・・と認識することは大事です。
世間では「コロナ融資」や「コロナ給付」が何かと話題になっていますが、手に入れるお金が「融資」であれば返済が必要で、「給付」であれば返済は無用です。
そういう観点で言えば、「給付金」を多くもらいたくなるのは必然です。
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事業を営んでいる人は、遠い将来のお金よりも目先の事業運営のお金のほうが大事で、もし、資金に困っているなら一刻も早く融資を受けて目の前の難局を乗り越えたいところだと思います。
少額の給付金よりも多額の融資金を得ることを優先に考えることも大切なことです。
事業資金などではなく、個人の生計を立てるための生活資金不足であれば、融資金よりは給付金を優先することが大事です。
生活資金を「借りる」ことは、将来の「返済」という難行が待っていることを認識しなければいけません。
お金の原則的な流れは「稼ぐ」→「貯める」→「増やす」→「使う」であり、この流れから外れてお金を扱うなら、その扱い方には十分留意して少しでも早く上記の原則の流れに戻すことが大事だと思います。