中古マンションやアパートや一戸建てを賃貸に出すことで「家賃」を得て、それを自分の生活費として暮らしていくのが、いわゆる「不動産投資=不動産賃貸事業」の主な仕組みです。
シンプルに言えば「不動産を購入して、他人に有料で貸す」というだけのことです。
そのとき、ローンを利用して購入したなら、家賃の金額がローンの返済額を上回るようにしておけば安心です。
いわば、ローンの返済を他人(借主)が支払ってくれるようなものです。
ローンの返済がない(終わった)とすれば、家賃は丸々自分の収益となります。何に使おうと自由です。
不動産自体の価格変動を期待して、値上がりしたら売却してその売買差益を狙う・・・というのは、不動産投資というよりは「不動産投機」です。
タイミングよく安く買い、タイミングよく高く売れるときに売らないと、このモデルは機能しません。
つまりは、売買ともに「タイミング」が大事になるわけで、それは取りも直さず「機に乗じる」ことを意味しています。だから、投資ではなく「投機」です。
不動産投資(賃貸事業)は、仕組み自体がとてもシンプルで、しかも登場する人物は「自分、借主(入居者)、賃貸管理会社、建物管理会社」が基本で、そこへ加わるとしたら「不動産の売主、仲介業者、銀行、リフォーム業者」です。
たいした数の登場人物ではないのでシンプルです。専門知識もさほど必要はありません。四六時中、相場に張り付いてウオッチングをする必要もありません。
シンプルな仕組みだけに、始めるのも止めるのも簡単ですが、一度始めたらなかなか止められるものではないと思います。
なぜなら、それだけ妙味があり、楽しくなっていくから・・・です。