「白金」に「水素」を吹き付けると「点火・熱」が生じます。
白金だけは熱を持たず、水素だけでも熱を持ちませんが、両者が組み合わさると「水素が空気中の酸素と結合して熱を持つ」という化学反応が起きるわけです。
そして、これを応用したものが「手揉みカイロ」です。
ここで大事なのは、「白金」は水素(炭化水素燃料)と酸素のつなぎ役をするけども、その化学反応の前後で白金自身は白金のままである・・・ということです。
これを一般的に「触媒(しょくばい)」と言います。
触媒(しょくばい)とは、特定の化学反応の反応速度を速める物質で、それ自身は反応の前後で変化しないものを言います。
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チャンスはいくらでも自分の周りにありますが、多くの人はそのチャンスを「モノにする」ことができません。
チャンスをつかみ取るには、自分の中に触媒を持つことが大切です。チャンスをつかみ取るための触媒とは「準備行動」です。
準備をしておかないと、せっかくそのタイミングに遭遇しても何も手にすることができません。
チャンスの到来に気づけないし、気づいても不足が多くてつかみきれないわけです。
不足をなくすには「準備(準備行動)」が必要になるわけです。
準備をしていると、それまで気づけなかったチャンスに気づくことができます。
準備をしてチャンスをつかむとそのチャンスが次の準備につながり、それによってまた新たなチャンスをつかむことができる・・・と好循環が起きます。
実に不思議ですが、世の中そういうモノだと思います。
チャンスの触媒は「準備行動」だと知り、いつも準備を怠らない意識を持つことはとても大事だと思います。