将来の経済的な面(金銭面)において不安にならない人はいない・・・と思いますが、その不安を呼び寄せている原因は人によってさまざまです。
でも、たいていは次の3つに集約されると思います。
1.生活費
2.健康を害したときの医療費
3.身体が不自由になったときの介護費用
つまり、不安の正体はこれら3つにある!と言えそうです。
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年金不安や、老人ホーム費用不安や、高額治療費不安などを考えたらキリがないのですが、前もって不安の正体がわかってさえいれば、それなりに時間をかけて手を打つことはできます。
もっと稼がなきゃ・・・もっと貯金しなきゃ・・・と、人は不安をかき消すために目先のお金のやりくりで対処しようとしますが、そんな対処療法はほとんど意味がありません。
まずは「自分の現状を知る」ことが大切です。
お金持ちで裕福な暮らしをしている人や、既に将来のお金の不安を解消した人というのは、みんな以前に自分の現状をキチンと把握し、そのままでいた場合の延長線上にある未来の自分像を予め見通し、それを自分の希望する理想像に修正してきた人たちです。
未来への線を修正し、改めてその線上を歩くように切り替えるだけで、後は放っておいても大丈夫なようになります。
不安を解消するプランを持つと、自分が今、何をすればいいかよくわかるようになります。
徐々に将来が不安になることから逃れることができるようになります。
考えてみれば当然ですが、自分の現状を知らなければ、この先のプランを立てることは難しく、漠然と「将来はどうなるのだろう?」という不安を抱えてしまいます。
現状を知る・・・すなわち自分の収入がいくらで、必ず支出せざるを得ない金額がいくらで、できれば使いたい費用がいくらで、将来必要になる見込みがあるお金はいくらで・・・・・・と棚卸する作業を定期的に行なっていくと良いと思います。
基本的なことを言うと、まずは「家計簿をつける」ことが大事です。
2019年ももうすぐ終わりますが、家計簿をつけていない人は2020年に向けて今日からでも家計簿をつける習慣を身につけていくと良いと思います。
家計簿なくして、自分の経済的現状を知ることはできないと思います。