不動産投資では、自分の保有する物件を手放す(=売却する)ことを考える人もいます。
そうしたとき、「少しでも高く売りたい」と思うのが人間・・・というものです。
ではどうするか?
簡単です。得られる家賃収入をできる限り多くすること・・・がコツです。
つまり、その物件から得られる収益を極力高くする・・・ということです。
収益力が高ければ高いほど、その物件には「魅力」が生じます。
たとえば、毎月の家賃収入が90万円の物件と100万円の物件があったときに、家賃以外の条件がすべて同じだとすれば間違いなく100万円家賃の物件のほうが高く売れます。
(ただし、私はそうした「売却」のことは考えていません。入居者の人に気持ち良く入居してもらいたいと思っているので、ムリに家賃を高めに設定することもしません。周囲の相場環境に照らし合わせて「ここはお得だな=借りるに値するな」と思ってもらえるように配慮しています)
もし所有する物件を高く売ろうとするのなら、賃貸管理会社に多少のボーナス(特別報酬)を支払ってでも「募集家賃を高くして、かつ入居者を見つけてもらう」ことを考えることがコツだと思います。
また、退去後に部屋をリフォームをするときも、単なる「原状回復リフォーム」ではなく、付加価値の上がる「家賃値上げリフォーム」をすると良いと思います。
まあ、そこで大事なのは費用対効果の問題ですが、たとえば100万円のリフォーム費用をかけて従前よりも100万円以上物件を高く売れるなら「効果アリ」だと言えます(しかも、100万円は経費として申請できますし・・・)。
大事なのは(いつもそうですが)、目的意識を持って行う・・・ということです。
目的が「高く売却する」ならそのための方策を練ればいいし、目的が「長く入居してもらう」ならそのための方策を練ればいいし、目的が「自分の労力を費やさない」ことにあるならそのようにすれば良いだけのことです。
家賃を高く設定して高い値で売却する・・・というのはよくありがちな手法なので、逆に言うと、物件購入時には「それなりに留意」をしたほうが良い・・・と言えると思います。