50歳を過ぎれば「基礎体力・頭脳力は落ちていく」が一般的です。
60歳を過ぎればその傾向はますます強くなります。
70歳を過ぎれば「さらに・・・」です。
80歳を過ぎれば「さらにさらに・・・」です。
昔のサラリーマンは55歳定年で、60歳を待たずして現役をリタイアしていましたが、今では65歳リタイアが世間の常識となり、60歳を過ぎてなお働き続ける・・・のが一般的です。
でも、人間の体力・頭脳力は落ちていきますから以前と同様のパフォーマンスを期待することは徐々に難しくなっていくのは否定できません。
だから60歳を過ぎてありつける職種は狭まっていきますし、以前と同様の職種で働き続けられることはそう多くはないと言えます。
ここがわかっていれば「労働収入で今後一生」というのがいかに不安定なことか?が理解できます。
歳をとるとそれまでの家計の支出総額と中身が徐々に変わっていくことが多く、一般的には「医療費の負担が増える」傾向にあります。
また、食費は徐々に減っていきますが時に外食をすることでいきなり大きく跳ね上がることもあります。
レジャー関連の費用は60代には増加傾向にあっても80代からは減少傾向に変わります。
人によって差はありますが、いずれにしても家計の中身は徐々に変化し、トータルの支出は一時的に増加傾向、その後徐々に減少傾向・・・というのが一般的だと思います。
そうした家計支出を支える大黒柱を「公的年金」に求める人がほとんどですが、中には「公的年金+貯金」という2つの柱で賄う人も多くいます。
それが可能な人は若い頃に貯金をしてきた人であり、基本的にはリタイア時にそれなりの貯金額を有する人です。
例外的にその後の「遺産相続」で一時的に大金を入手した人もいますが、そうした人はラッキー!なだけであくまでも例外的パターンです。
公的年金だけで老後の生活を組み立てるのはけっこう難しいところがあり、貯金がそれほど多くない人には老後の生活は厳しいものがあると言わざるを得ません。
また、貯金はあくまで「貯金」ですから、使えば使うほど当然減っていきますし、いつか枯渇するときがきます。
だからこそ、第3の柱として「私的年金/自分年金」を持つことが重要で、それは言い換えれば「権利収入」を持つことです。
老後の生活面において、自分自身の肉体を駆使・就労をしなくても毎月・毎年に安定してお金が入ってくる何らかの収入源を確保する・・・ということです。
その権利収入として一般的に比較的容易に構築しやすいのが「家賃収入」です。
家賃収入を得るには「不動産賃貸業」を営む必要があり、別名「不動産投資」を現役時代から行なっておく必要がありますが、これはそれほど難しいことではありません。
基本・原則的なことをキチンと踏まえ、決して多くのことを欲張ることなく構築していけば、きっと老後の生活を補助してくれます。
サラリーマンが現役の給料という収入源があるときから不動産投資を実践していけば、仮にそこで何らかの不具合が生じたとしてもいくらでも挽回がききますし大きな痛手を被ることもありません。
リスクを恐れるがあまり「何もしない」のではなく、リスクを恐れるからこそ「何かをやってみる(←ここでは不動産投資の実践)」ことが大事だと思います。