終わりよければすべて良しの発想を店舗商売に置き換えると…?

店舗商売(ビジネスモデル)では「いかにしてお客さまに来てもらうか」が大事ですが、それに加えて「いかに帰ってもらうか」も同じくらい大事になります。

 

「いかに来てもらうか」で大切なのは「お客さまに期待感をもってもらう」ということが挙げられます。

 

そして、「いかに帰ってもらうか」で大切なのは、「お客さまに満足感を与える」ということが挙げられます。

 

満足感は相対値で表せれるものではなく絶対値によるものです。

 

なぜなら同じサービス・商品の提供でもそれを受け取るお客さま側のもともと抱いていた期待感が異なるからです。

 

50の提供でも、もともと10の期待感だったお客さまは喜び満足しますが、もともと90の期待をしていたお客さまは不満に思います。

 

100というすばらしい提供であっても、もともと100を期待して来店したお客さまにはあまり響かないと思います。

 

結局は「顧客満足度」という顧客目線を前提とした発想を持つことが重要です。

 

・・・・・・・・・・・

店舗商売をやっている人はどうしても「どうやってお客さまに来ていただくか」という集客のことばかりを常に考えがちです。

 

確かに「集客」はかなり重要です。

 

でも、そこで終わりにしてはいけません。

 

一歩踏み込んで「集客+集客」を重視する経営姿勢が欲しいところです。

 

そして、「集客+集客」というのは、すなわち集客で来店されたお客さまが「リピート来店する」もしくは「紹介客を呼び込んでくれる」ということを意味します。

 

単発的な集客に終わらせず、その先の「再集客までつなげて考える姿勢が大切です。

 

別のお客さまが来店されるように紹介してもらえなんて本当に経営冥利につきることです。

 

そのためにも「いかに来てもらうか」+「いかに帰ってもらうか」を考える必要があります。

 

「いかに来てもらうか」だけであれば、宣伝したり、大きな看板を出したり、安売りをするなどの手があります。

 

でも、「いかに帰ってもらうか」を考えたなら、自ずと「満足してもらえただろうか?また来たい思ってもらえただろうか?(もう二度と来たくないなんて思われなかっただろうか)」という点に意識が向かいます。

 

お客さまがどんな気持ちで帰られたのか?・・・というところまで意識が向かうことでより一層の顧客満足を前提とした経営が可能となります。

 

お客さまにとにかく喜んで帰ってもらうこと!

この発想は大事です。

 

少し極端に言うと、来店商売(ビジネス)では、お客さまに「いかに来てもらうか」ではなく「いかに帰ってもらうか」が重要である・・・と。

 

経営に携わる立場の人はこのことを肝に銘じておくと良いと思います。

 

澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2023年6月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

注目のお勧め記事!

  1. 2017-11-11

    なぜ基本が大切と言われるのか?

    基本とは「その物事において誰でも当然にできなければいけない基礎」のことです。 基本ができていな…
  2. 2023-3-16

    【今すぐ始めよう!】不動産投資の収入額は加速して増えていく

    ギャンブルで儲かったお金は「あぶく銭」とも言われ、人はつい気持ちが大きくなって「そのお金をすぐに使っ…
  3. 2017-5-24

    【重要】「人生お金がすべてではない」とは誰が言う言葉なのか?

    「お金(給料・報酬)で仕事を選ぶ人」は、結局のところ、お金を向いて自分の行動基準を設定しています。 …
  4. 2021-5-6

    トップを維持する大変さ/途中からしんどくなる

    以前、イチローが引退の記者会見で 「プロに入って最初の2年くらいは1軍に行ったり来たりでその頃…
  5. 2018-1-19

    一人暮らし社会人が東京で幸せに暮らすために必要な家とは?

    昨年11月に不動産情報サービスのアットホーム株式会社が発表したある調査によると、「一人暮らしの社会人…
  6. 2017-8-2

    利益を2倍にするテクニックと半分にするテクニック

    たとえば「1万円の商品で経費(原価)が9千円」だと仮定します。 一つ売れると1,000円の儲け…
  7. 2022-8-6

    「お金を切り崩す老後生活」から抜け出そう!

    一説には老後資金に必要な金額は夫婦2人で2千万円とも5千万円とも言われていますが、どれも正解であり不…
  8. 2017-9-9

    【投資】ローリスク・ハイリターン商品が無いわけ

    投資でも投機でも、リターンを求める行為に「リスク」は付き物です。 人はリスクを嫌いますから、一…
  9. 2018-2-5

    一億総副業(複業)の時代が来るのか?

    昔から農業を営む人が農業以外の仕事にも就いて収入を得る・・・という「兼業農家」が存在しています。 …
  10. 2017-11-16

    事業が不振だった時の事業報告書は要チェック!

    上場企業では、事業年度ごとに必ず決算短信を提出して広く投資家の人の目に触れるようにすることが義務付け…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る