
「一生雇われる」つもりならば、会社内派閥や、誰と親しくて誰と犬猿の仲なのか・・・などが出世に響くかもしれません。
しかし、「いずれ脱サラして起業する(=自分が経営者になる)とか、経済的自由を獲得して早期リタイアする」・・・つもりがあるなら、そうしたことはどうでもよいことになります。
「会社からの給料」のようにワンクッションをおいてお金を稼ぐのではなく、「市場から直接稼ぐ」人に学歴・派閥等は要りません。
「お金を払う人に認められる」だけでOKです。
経営者マインドをもって働く人と、雇われ根性のままで働く人とでは、そうしたところに意識の違いが垣間見られると思います。
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今の時代、社員を雇わずに業務委託で済ませたり(アウトソーシング)、事務所を構えないでオンラインで事業をするような形態の経営も増えてきました。
そんなビジネスオーナーになりやすい時代です(その代わり売上規模は大きくなりにくいですが)。
経営者にもいろいろなタイプがあります。
営業が苦手/集客が出来ない人は、そもそも経営者には向いていないと思われます。
どちらかと言うと「綿密にリスク管理をするくらいの心配性気味の営業マン」のほうが経営者に向いているような気がします。
また、長いスパンで物事を考えられない人は経営者にも投資家としても不向きです。
会社経営であれ個人事業主であれ、「経営者」としてやっていくなら
1.営業手腕があること
2.リスク管理が苦にならないこと
3.長いスパンで物事をとらえられる
ことが大きな資質になると思います。
メディアにたびたび登場する著名な経営者もいますが(←それが一つの営業活動に一役買っている)、圧倒的に多くの経営者は表舞台には出てきません。
人知れずそっと地元・地域密着で経営を行なっています。
SNSでの情報発信もせず(←面倒だし、そもそも興味もない)、コツコツ努力型で経営を行なっている人のほうが多いと思います。
ヘタに有名になると悪い人が寄ってくるリスクが高まりますから、賢い人ほど表には出てこないものです。
そういう人たちは、経営に成功してある程度のお金持ちになったとしても、普段の生活にお金をちらつかせる/お金持ちだと知られるようなお金の使い方はしません。
目立たないことを一つの美学ととらえているのかもしれません。
本当のお金持ちはお金持ちだと悟られないようにする・・・と言われるのは、それこそが最大のリスク回避だからだとよく言われますが、実際、そのとおりだと思います。
経営者になろうと意識の高い人は、もちろんいろいろ勉強したり、人付き合いがあったり、社交性も高い人だと思われますが、上記3つの資質はぜひ兼ね備えておいてほしいと思います。