子どもの頃であれば「将来は・・・」という言葉がかなり有効に使えますが、社会人になって年齢的に人生の折り返しを過ぎてしまうと、もう「将来は・・・」を多用することはできなくなります。
多用するのは「明日こそは・・・来月ことは・・・来年こそは・・・」になっていきます。
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過去、ビジネス・投資・お金の世界において、いわゆる「バブル」と呼ばれるような理外の状態が何度も繰り返されて起きてきました。
証券バブル・・・不動産バブル・・・絵画バブル・・・ネットバブル・・・海外投資バブル・・・太陽光発電バブル・・・仮想通貨バブル・・・などなど。
残念なのは、そのバブルは発生すれば必ずどこかで消滅していく・・・という流れを持っていることです。
崩壊・消滅しないバブルはありません。
もし、そうであれば、それは「バブル」ではなく「ただのあるべき姿=実体」です。
理論上は、バブルに乗じて短期間でお金を稼ぐことが可能です。
でも、その状態を維持・継続できるか?と問われれば、多分に答えは「ノー」です。
バブルの時流に乗ってお金を稼いだり、儲けたりするのは比較的短期間のみ、です。
移り変わりの激しい世の中なので、昨日まで通用したノウハウが今日からいきなり通用しなくなることは日常茶飯事で起きます。
すると、お金を稼げることもなくなります。
偶然発生した波に乗った状態で短期間でお金を稼げることは、逆に言うと短期間で稼げなくなることでもあり、両者は表裏一体の関係にあります。
バブルに乗じて儲けてバブル崩壊で消えていく・・・ということにならないように、実体のあるものをしっかりと掴み、短期目線よりは長期目線で市場や世の中を見ることが大事だと思います。