ギリシャの哲人・ソクラテスの言葉にこんなのがあります。
「お金持ちがどんなにその富を自慢しても、その人がその富をどのように使うかわかるまでは決して褒め称えてはいけない」
お金持ちは自分がお金持ちであることを他人に褒めてほしい人と、他人には知られたくないと思っている人とに分かれます。
他人に知られたくない・・・と思っている人は、生活も質素で、決して派手な生活ぶりではありません。
ところが、前者の「他人に褒められたい」と思っている人は、いかにも自分がお金持ちであることを見せびらかすために、時計やアクセサリーなど無用にチャラチャラさせて、これ見よがしに他人に「所有物」を見せたがります。
そこで褒めてあげないと、ますますお金にモノを言わせていろんな高級商品を買い漁って見せびらかします。
ちょっと滑稽です。
一方、褒めてあげたら褒めたで、図に乗って調子に乗ります。
どちらがその人のために良いのかわかりませんが、ソクラテスの言うように、「その富をどのように使うかがわかるまでは」褒めないほうがベターなのかもしれません。
私は質素な生活で満足できるお金持ちのほうが好きです。
まあ、お金の有無に関係なく、自分が幸せを感じられるような生活をするのが一番だと思っています。