感性豊かな人というのは「気づき」が多い人です。
一つの出来事からたくさんの気づきを見出せる人です。
また、他の人が何も気づかないようなことからも何かしらのことを気づける人です。
そんな感性豊かな人のことを、他人は「頭が良い人」と呼ぶこともあれば、時として「奇人・変人」と呼んだりする場合もあり、また「芸術家肌」などと呼ぶこともあります。
そうした類の人は、一般的な人が暇(ヒマ)だと感じてる状態・世界からでも気づきを得て「感動」にすら昇華させます。
かつてニュートンはリンゴが木から落ちる様子を見て「万有引力」を見つけてしまったくらいです。
アルキメデスは、お風呂のお湯が溢れ出ることから「浮力の原理」に気づきました。
日常の風景でさえも、とらえ方次第では新たな法則や真理が見えてくるということです。
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出来事・物事は一つでも、それにどんな意味をつけてそこから何を得ていくかは、人それぞれです。
解釈の仕方はたくさんあり、そのどれもが正解です。
他人と自分の発想が異なるからといって、どちらかを一方的に非難したり卑下したりするのではなく、それぞれにその解釈を理解、尊重し、自分と他人が異なる見方であることを確認すればいいだけのことだと思います。
家族であっても「個人」としては別個の存在であり、企業人として同じ会社に勤務していてもそれぞれ別個の「人格」をもった人間であることを蔑(ないがし)ろにしてはいけないですね。