どんなにつまらないと思えるような仕事であっても、それが「仕事」である以上は必ず誰かの役に立っているハズです。
仕事(働く)というのは価値の提供であり、その価値とお金(給料)を交換する暗黙の了解のうえで成り立っているからです。
ところが、企業ではその「価値の提供と見合うだけの金銭の額を常に適切に算出する」ことが難しいものですから、経営者側がある一定の尺度をもって一律いくらなどと「給料の額」を定めてその金額を従業員に支払うようになった・・・と言われています。
いつしか「提供した価値とお金の交換」という概念が薄れていき、人によっては「お金(給料)は時間に対して支払われるもの」という誤解をする人が増えてきたように思えます。
たまたま「価値の提供を働いた時間に換算しただけ」だったのに、今では本当に多くの人が「給料は働いた時間に対して支払われる」と認識し、ひどい例では「給料は〈働こうが働くまいが)拘束された時間に対して支払われるのが当然」という理解をしているような気がします。
仕事は「誰かの役に立つ働きをする」ことが大原則であり、助けてあげたからこそその価値の提供の対価としてもらえるものだと理解することが大事です。
ビジネスマンはそういう理解をしています。
サラリーマンはそういう理解が足りない/できていないように思えます。
ビジネスマンの発想を持ち、したがって「自分が提供する価値を高めよう!」という意識を持てば、それがひいてはスキルアップや昇給などにつながるハズです。
「働いてお金を得る」・・・ということの意義や仕組みなどをリーダーは部下に研修教育し、部下はそれを真摯に受け入れる姿勢を持つことが大事だと思います。