七夕では短冊に自分の願いを書いて、笹の葉につるしますが、最後にそうしたことをやったのはいつだっけ?・・・と思うほど遠い昔のような気がします。
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願うだけではなく、強く信じ、そして行動を起こすと、たいていのことは実現すると思います。
それくらい「信じる力」にはものすごい威力があります。
例えば、こんな話があります。
会社であるプレゼン資料を作っている際に、上司から「明日までに粗々でいいから前半部分を作っておいてね」と指示された部下が、「前半部分を全部分」と聞き間違えて「全部分って結局全部ってことか!こりゃ大変だ!」と思って真剣にプレゼン作成に取り組み、翌日までに全部を仕上げて上司に提出した・・・と。
上司は、1日で全部を作るのは無理だろうからとりあえず「前半部分」と言ったつもりだったのに、全部仕上がってきたのを見て当然驚きます。
これは部下が「全部を作るのは当たり前だ・・・」という強い思い込みを持っていたからこそ成し得た出来事です。
また、こんな例もあります。
ある営業マンが上司からこう言われます。
「君が担当するA地区から問い合わせがあって、先方は最後まで名乗ってくれなかったんだけど、商品にかなり興味があって資金的にも余裕がありそうで、出会うことさえできればすぐにでも契約が成立しそうなんだけど、どこの誰か見当がつくかな?」
「いえ、ちょっと見当はつきませんが、私の担当地区であれば何とか頑張ってみます」
そう答えたその営業マンは一軒一軒丁寧に担当地区を営業活動で回ったところ、思ってもみなかったところで見事に契約がとれ、内心では「上司が言っていたのはここだな・・・」と思っていました。
ところが、先の上司の言葉は上司のカン違いで実はB地区からの問い合わせであった・・・と気づいたのはそれから少ししてからでした。
この話の興味深い点は、きっかけはどうであれ、その営業マンは「自分の担当地区にすぐにも成約しそうな見込み客がいる!」と信じ込んで行動した・・・ということです。
その思い込みが行動と営業トークを自信あふれるものとし、「できないほうがおかしい」というくらいの良い意味での錯覚をもたらしたのだと思います。
これを自分で自ら創造的に起こすことが重要です。
つまり、自分にはできる!できないほうがおかしい!今はダメでも次はうまくいくかもしれない・・・などと自分自身を強く信じて(=それだけ真剣に本気になって)行動をすれば、願いはきっと叶うと思います。
短冊に願いを書くのも良いのですが、何よりも自分を信じ行動する事が大事で、すると「信じる者は救われる」・・・になるのでしょうね。