松下幸之助さんは「まず思わんとあきまへんなあ」と呟いたそうですが、人は「思うことで認識し、認識することで実現に向かえる」ものです。
心で呼んでいないもの(求めていないもの)が自分に近づいてくることは滅多にありませんし、仮にあったとしても気づけません(なぜなら心で呼んでいないので認識していないことだから)。
街を歩いていても、普段当たり前にそこにあることなのに人は意識をしていなければ気づかないで素通りしていきます。
通勤・通学路にあるお店や看板やポスターだって、そのことを意識していなければ目で見ていても脳では見ていないわけです。
これは何かの事を成そうとするなら、まず「こうありたい」「こうあるべきだ」と思わなければならないということの表われです(松下幸之助さんが言いたかったのはこういうことだと思います)。
また、「基本」を知り身に付けることも大事です。
基本を理解し、 原理原則をつかんでいるからこそ独自のアイデアが出せます。
基本の定着なくして応用なし・・・です。
基本・根本を理解せず、ただただ独自性を追い求めていたのでは策に溺れ、やがては自滅です。
ほかにもいろいろ大切なことがありますが、ビジネスでも仕事でもプラーベートでもとにかく何かを実現・成就させたかったら「まずは思うこと」から始め、「基本を的確に身につける」ことが大事です。
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誰もが、大なり小なりの願望を持っています。
中にはそれを実現できる人もいればそうではない人もいます。
俗人的なところでは、「もっと豊かになりたい/もっと健康になりたい/もっと家族と過ごしたい/もっと旅行に行きたい/もっと高い評価を得たい/もっと自分のことを好きになってほしい/もっと自分のしたいように物事をしたい」・・・などですが、本当にこういった願望を実現したかったら、「したい」から「する」と意識を一歩前へ進め、意識を強くする姿勢も大事です。
「したい」というのは、単なる夢想で終わることが多いものです。
まず、自分の願望を具体的な表現に落とし込み、「したい」から「する」へ変化させてみましょう!
それによって「願望」が「夢」に変わります。
さらにはその「夢」を一体いつまでに実現させることを希望しているのかを明確にしましょう!
つまり、夢に期日を設けるわけです。
これによって単なる「夢」だったものが具体的な「目標」へと変わります。
「まず思わんとあきまへんなあ」・・・という松下幸之助さんの発想点からスタートして、そこから一気に目標設定にまでもっていくことができたら、それはそれで大変すばらしいことです。
これが成功するための、そして人生をより良くするための出発点になると思います。