何か事業をするときに資金が不足していれば「借りて」行うのが一般的です。
そのとき、銀行・信用金庫などの金融機関からお金を借りることができれば、比較的金利は安くて済みます。
これって結構重要なことです。
世の中には資金不足を解消する手段として、通常の金融機関からお金を借りることを選ばず「一般個人や一般法人からお金を得ること」を狙っている業者が少なからずいるものです。
このとき「借りる」という表現は用いず、「投資しませんか?」という誘い文句でやってきます。
広く一般募集して何かを宣伝したりしますが、要は「自分の資金不足を補うためにお金を得ようとしている」わけです。
本当に儲かるなら、銀行からお金を借りて自分だけでその事業をやるほうが効率的なハズです。
それなのに、なぜそうしないのか?・・・なぜ多数の個人から小口で資金を集めるという面倒・煩雑なことをするのか?・・・しかも見返りに10%~という高額な配当を出してくれるのか?
→決して見ず知らずの他人を儲けさせようという慈愛の心からではありません。
それは、金融機関から借りたくても借りられないから・・・
→金融機関がお金を貸さない理由がある。あるいは、金融機関から借りたくない。
→お金を返すつもりがないから(=インチキ商売)
広くお金を集めようとする甘い囁きにはそんな裏側の事情が隠されているかもしれません。
投資・投機は自己責任が原則です。
自分で最初から最後まで特に何もしないですべて他人任せでお金を儲けようとするとどこかで痛い目に遭うかもしれません。
そんな強欲な発想ばかりをしていると大事なお金を失うかもしれません。
特に目先の高額配当にダマされてはいけない・・・ですね。