自分は会話が苦手だ・・・と思う人は、たいてい「気の利いたことを言わなければバカにされる」とか「自分の意見を相手が否定したらイヤだ」といったことを考えています。
そして、言えるのは「自分が話すこと」ばかりに意識が集中している・・・ということです。
他人との会話・・・特にコミュニケーションと呼ばれることの極意は、実は「自分が話す」ことよりも「相手の話を聴く」ことにあります。
それは単に「聞く」のではなく、「聴く」ことが大事です。
聞く・・・自然と耳に入ってくるレベル
聴く・・・意識して他者の声を聞こうとするレベル
です。
実際、会話上手と言われる人はみなさん相手の話を聴くことが上手です。
ニコニコしながら
適度に頷きながら
相手の目を見ながら
・・・話を聴いていらっしゃいます(これって、けっこう重要だと思います)。
聞き方(聴き方)には3つのポイントがあります。
まず1つ目。ニコニコして聴く。
2つ目。頷きながら聴く。
そして3つ目。相手の目を見て聴く。
相手の目を見ながら聴く行為は、相手の承認欲求を満たすのでとても効果的です。
逆に、まったく目を見ないで聞いていたら(←特に上司は自分のデスクで仕事をしながら部下を前に立たせて耳だけで聞こうとします)、とても感じの悪い人になってしまうので要注意です。
また、そうすることで自然と「!」の言葉が発せられるようになったら会話の達人です。
たとえば、「えーっ!」とか「すごいですね!」とか「ビックリ!」といったような感嘆符付きの言葉です。
若干オーバーに驚いても、話している方は、自分の話に興味を持ってもらえているとわかって気持ち良く話せるようになります。
会話が苦手だ・・・という人は、自分が話そう、話そうとするのではなく、まずは相手の話をとことん聴こう!と思って場に臨んでみると良いと思います。