日本ハムのドラフト1位で指名された大物ルーキー「清宮清太郎」(18歳)選手が入団取材時にこう言っていました。
「早く木(のバット)に慣れて、球に慣れて、たくさん経験を重ねながら成長できればいいなと思っています」・・・と。
「たくさん経験を重ねながら」・・・という姿勢は大切だと思います(特に若い人には)。
人は、経験から多くを学びます。
100回聞くより1回見るほうがどれだけ効果的か!・・・と言うこともありますが、さらに言うと100回見るより1回経験するほうがどれだけ効果的か!・・・と言えます。
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私が現役時代によく言っていた言葉の一つに「数稽古」なるものがあります。
「数稽古」・・・つまり「経験数量の多さがやがて質の高さにつながっていく」・・・という考え方です。
自分のスキルを高め、再現性(率)を上げるためには、1度の経験より10回の経験のほうが有効ですし、10回の経験より50回の経験のほうがさらに有効です。
数をこなすことで成長の確率は確実に高まります。
質を求めれば求めるほど、結局大事なのは「数」であり、すなわち「量」であるということに行きつくということに早く気付くことが大事だと思います。