世間ではよく「持ち家派vs賃貸派」という論争?が取り沙汰されます。
どっちがお得か?・・・というものですが、それぞれにそれなりの言い分があって、どちらも正解としか言いようがなく、最後は本人の気持ち次第・・・本人が何に重きを置くか(優先順位をどこに高く置くか)によることになります。
ちなみに私は「持ち家派」だったので、35歳時に東京23区内に新築一戸建てを注文住宅で建てました(今から19年前です)。
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不動産投資を行なっている立場で言うと、賃貸派の人がいなければそもそも投資が成り立ちませんので、世の中に「賃貸派」の人が増えてくれるのは歓迎です。
また、大家さん・・・という事業家/経営者の立場で考えるなら、
1.自社(法人)を立ち上げて、
2.その法人(会社)で物件を保有し、
3.その物件を賃貸に出して家賃収入を得て、
4.別の住宅をその法人で借り上げて、
5.3で得た収入の中から家賃を支払い、
6.そこを社長の社宅兼事務所とする
・・・のが良いと思います。
こうすれば、法人が支払う家賃は経費となりますから節税になります。
ただし、法人を立ち上げるということは、その法人で「会社経営」を行なうことを意味しますから、キチンと黒字経営になって税金を納めたり決算を締めたりする必要があります。
その手間等を鑑みたうえで総合的に判断しなければいけませんから、やはり最後は本人の重きを置く点はどこなのか?・・・優先順位をどんな順に考えているのか?・・・といった価値観次第と言えます。
お金は使うためにありますから、それをどう使おうと本人の自由ですが、もしも「効率的に」あるいは「効果的に」使おうと思えば、どうしても「投資」という概念を避けては考えられません。
「投資」という概念を前提に考えると、持ち家は投資ではありませんので、どうしても賃貸という結論になるのかもしれません。
若くしてサラリーマンで大家を目指す人なら、自宅購入をして自己資金をゼロにしてしまうよりも、当面は賃貸自宅で「資金貯め」をするをのが良いように思えます。