タイトルどおりに「65歳までに5千万円の貯金をつくる」と思うと、そんなことはとても無理だ!とか、できるわけがない!・・・などと最初からすぐに諦めモードになる人が多いかもしれません。
いろいろ吟味して、検討したうえでの考えであれば尊重できるのですが、何も考えずにただの直感だけで「無理/できない」と結論を導くのは早計です。
また、そうした傾向のある人は(残念ながら)仕事においてもすぐに否定的な意見・立場になって仕事を中断したり前へ進めないように妨げたりするヘンなクセを持っているかもしれません。
ちょっと要注意ですね。
話を戻しますが、「65歳までに5千万円を残す」と言っても、今の自分の年齢が何歳かによってその現実味が変わってきます。
かりに20歳の若者であれば、今後の40年間の年収を勘案して毎年125万円の貯金をすれば良いことになります。
まあ、20歳で毎年125万円の貯金というのはちょっと難しい話かもしれませんが、歳を追うごとにその難易度は低くなっていきます。
大学を出てすぐに毎年「125万円」を行ない始め、しかもそれを40年間継続して行ない続けることはさすがに難しいと思いますが、最初の頃の貯金額が少なくても徐々に貯金額を増やしていって平均して考えれば毎年125万円の貯金(=毎月10万円ちょっと)をしたことになった・・・と思えば、それほど無理な話ではないかもしれません。
なぜなら、そのような意識をもって日々生きていくことになれば、脳が自動的にそのような発想を都度行なってくれるからです。
良い意味でも悪い意味でも、生きていく過程で制御してくれると思います。
また、ここでいう「5千万円」という金額に深い意味はありません。
自分でアレンジして「2千万円」でも「3千万円」でも変更すればよいと思います。
大切なのは「自分で考え、それを実行に移す」ということにあります。
「そんな大金はとても貯められない・・・」と嘆く人もいるかもしれませんが、少しでも若い時から堅実に資産運用を意識していけば、お金を貯めることは決して難しいことにはなりません。
仮に、2000万円の5分の1の金額である400万円であっても、それを年6%の利回りで運用することができたなら35年後には2000万円に到達します。
2000万円は、時間を味方にすることで5分の1の原資と努力で蓄えることも可能なわけです。
利回り8%なら27年後です。
まあ、それだけの利回りを継続することは結構難しいので「絵に描いた餅」になりかねませんが、シミュレーションと参考程度に考えて発想の元にしておけば良いと思います。
日本ではこれから徐々に経済教育が進み、投資が当たり前の発想になっていくと思われます。
投資において時間は大きな味方になり得ます。
自分の人生を豊かにするために長期投資で資産形成を行なうことを是とし、かつ、それ以外の短期投資も含めて複合的に考える姿勢を持つことは大事だと思います。