
私は3月生まれなので「ねんきん定期便」がそろそろ送られてくる時期です。
そこには将来受け取れるであろう年金額が書かれていますが、年によって増減していることに昨年気づきました。
つまり毎年確実に増え続けているわけではなく、年によっては減少して書かれている・・・ということです。
まあ、何だかちょっと不思議ですし、減るというのは残念なものです。
年金の支給額の計算にはいろいろあるのだと思いますが、人間、やはり「受け取れるハズだったものが減らされる」・・・というのは悔しい/寂しいものですね。
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「年金保険料の未納問題」がニュースで取り上げられることがよくあります。
ここでいう「年金」というのは正しくは「国民年金」のことです。
サラリーマンが加入する「厚生年金」は、そもそも会社からの給与天引きで年金保険料が徴収されているので原則として未納になりようがありません(会社側が不正に未納を行なわない限りは)。
未納問題に該当するのは、サラリーマン以外の大人が加入する「国民年金」のほうであり、主に自営業者などです。
さらに言うと、年金保険料が未納だった場合は確実に「未納」とカウントされますから、将来自分が国民年金を受け取れる年齢になったとしても、その加入月数が不足して年金を受け取れなくなる(もらえなくなる)だけの話です。
それは言い換えると「年金保険料の未納者が増えるということは、目先の年金受給者にとっては年金額が減る恐れもあるけど、将来の年金給付負担の総額が減ることにもつながる」・・・ということです。
日本の年金システムは壊滅状態にあるとよく言われますが、それは従来の「年金給付額だけで余裕ある生活を送られる」という構図が成り立たなくなっているだけの話で、年金制度自体が崩壊することではないと思います。
極端に言えば、「今まで一人40万円の年金を給付しても大丈夫だった」のが、それだと給付財源が不足するので「一人20万円」となり、それでも苦しくなるので「一人10万円」となり、それでも苦しくなるので「一人5万円」とする・・・というだけのことです。
40万円もらっても毎月の生活費に50万円をかけていた人は、もともと貯金の取り崩しをしないと生活が成り立たなかった(ムリだった)わけですし、また年金を20万円もらっても毎月の生活費が18万円の人であれば特に問題なく年金だけで生きていけることになります。
問題は、年金額が10万円・・・5万円・・・と減っていった場合に、その年金だけで自分は果たして生きていけるのか?・・・ということです。
生きていければ、問題なし!・・・です。
生きていけないなら、ではどうするか?・・・です。
年金未納問題で「年金制度破綻」という響きはそれだけ聞くととても怖いことに聞こえますが、かみ砕いてその本質を探っていくと、見えなかったものが見えてきます。
自分が年金保険料を納めている限り、原則として将来の年金は「いくらかはもらえる」ハズですが、その「金額が従来よりも少なくなる」ところに問題点があります。
だからこそ自助努力でカバーしていくしかないわけですが、それを一朝一夕でカバーすることは難しく、それなりの年数をかけて準備・対応をしていかなければいけないと思います。
40代以降の人はこの点に気づき、自分の頭で考える行為をすることがまずは重要だと思います。