年金の保険料未納問題

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

私は3月生まれなので「ねんきん定期便」がそろそろ送られてくる時期です。

そこには将来受け取れるであろう年金額が書かれていますが、年によって増減していることに昨年気づきました。

つまり毎年確実に増え続けているわけではなく、年によっては減少して書かれている・・・ということです。

まあ、何だかちょっと不思議ですし、減るというのは残念なものです。

年金の支給額の計算にはいろいろあるのだと思いますが、人間、やはり「受け取れるハズだったものが減らされる」・・・というのは悔しい/寂しいものですね。

・・・・・・・・・・・・・

「年金保険料の未納問題」がニュースで取り上げられることがよくあります。

ここでいう「年金」というのは正しくは「国民年金」のことです。

サラリーマンが加入する「厚生年金」は、そもそも会社からの給与天引きで年金保険料が徴収されているので原則として未納になりようがありません(会社側が不正に未納を行なわない限りは)。

未納問題に該当するのは、サラリーマン以外の大人が加入する「国民年金」のほうであり、主に自営業者などです。

さらに言うと、年金保険料が未納だった場合は確実に「未納」とカウントされますから、将来自分が国民年金を受け取れる年齢になったとしても、その加入月数が不足して年金を受け取れなくなる(もらえなくなる)だけの話です。

それは言い換えると「年金保険料の未納者が増えるということは、目先の年金受給者にとっては年金額が減る恐れもあるけど、将来の年金給付負担の総額が減ることにもつながる」・・・ということです。

日本の年金システムは壊滅状態にあるとよく言われますが、それは従来の「年金給付額だけで余裕ある生活を送られる」という構図が成り立たなくなっているだけの話で、年金制度自体が崩壊することではないと思います。

極端に言えば、「今まで一人40万円の年金を給付しても大丈夫だった」のが、それだと給付財源が不足するので「一人20万円」となり、それでも苦しくなるので「一人10万円」となり、それでも苦しくなるので「一人5万円」とする・・・というだけのことです。

40万円もらっても毎月の生活費に50万円をかけていた人は、もともと貯金の取り崩しをしないと生活が成り立たなかった(ムリだった)わけですし、また年金を20万円もらっても毎月の生活費が18万円の人であれば特に問題なく年金だけで生きていけることになります。

問題は、年金額が10万円・・・5万円・・・と減っていった場合に、その年金だけで自分は果たして生きていけるのか?・・・ということです。

生きていければ、問題なし!・・・です。

生きていけないなら、ではどうするか?・・・です。

年金未納問題で「年金制度破綻」という響きはそれだけ聞くととても怖いことに聞こえますが、かみ砕いてその本質を探っていくと、見えなかったものが見えてきます。

自分が年金保険料を納めている限り、原則として将来の年金は「いくらかはもらえる」ハズですが、その「金額が従来よりも少なくなる」ところに問題点があります。

だからこそ自助努力でカバーしていくしかないわけですが、それを一朝一夕でカバーすることは難しく、それなりの年数をかけて準備・対応をしていかなければいけないと思います。

40代以降の人はこの点に気づき、自分の頭で考える行為をすることがまずは重要だと思います。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

注目のお勧め記事!

  1. 2019-8-10

    親の遺産を当てにしないで生きる姿勢

    相続で「争続」になる人がいます。 意外なことに、そういった人は高額の遺産相続で揉めるのでは…
  2. 2019-9-7

    本を買いすぎて貧乏になった人はいない!

    自己破産をしたり、貧困生活を送る羽目になってしまう主な原因は「過剰な消費活動」にあります。 も…
  3. 2017-3-26

    【経営者注目!】新規参入でビジネスを早く軌道に乗せる裏技とは?

    一般的に、既に市場が出来上がっている業界に新規で参入していくのは「レッドオーシャンに飛び込む」・・・…
  4. 2018-3-26

    リタイア後の3つの収入源

    戦国武将・毛利元就の「3本の矢」の教訓は有名です。 本質は「1本の矢だとすぐに折れてしまうが3…
  5. 2022-10-11

    実践しない戦略は絶対に実現しない

    Things may come to those who wait,but only the thi…
  6. 2020-10-19

    人生で重要な1番と2番=健康とお金

    老若男女、生きていくうえでと重要なことの最大テーマは?・・・というと、 1.健康 2.お…
  7. 2017-4-9

    【新年度】挫折しない「目標設定」で大事なこと

    人は、年初に目標を設定したりします。 キチンと紙に書いている人もいると思いますが、単に自分の願…
  8. 2017-7-13

    【人生設計】サラリーマンこそ「投資」に踏み出そう!

    サラリーマンが自分の収入を増やそうと思ったら、残業をしたり休日出勤をしたりして自分の時間を犠牲にする…
  9. 2019-12-1

    投資・資産運用では退場しないことが大事/敗者のゲームと知る

    たとえばテニスの試合で、プロ選手とプロ選手が試合をするときと、素人が素人と試合をするときとでは、勝負…
  10. 2019-7-18

    中国人はなぜ加速的に裕福になったのか?

    かつて、「労働賃金が安い」という理由で工場を中国に作ってビジネスを展開してきた企業も、今では「中国の…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る