雇われて働くのがイヤだ・・・という人の中には自分でお金を稼ぐにあたって、特に柱となるビジネスを起業するわけではなく、「とにかく何でもいいので手っ取り早くお金を得たい!」という人もいます。
一番手っ取り早く稼ぐなら本当はどこかで短期アルバイトをすればいいのですが、そういう人たちは表面的には起業の形をとって一応ビジネスの形態でお金を稼ごうと画策します。
理念があるわけではなく、したがってお客さまのことを考えてビジネスをするわけではなく、ひたすら自分の利益になることだけ・・・を考えて行動します。
どこかのセミナーで「○○が儲かる・・・」と聞けば、それをやります。
ネットで「今、△△がアメリカから入ってくる」とあれば、それをやります。
輸入ビジネス・・・プロダクトローンチ・・・せどり・・・アフィリエイト・・・暗号通貨・・・挙げるとキリがありません。
その行動力はたいしたものかもしれません。
でも、理念がなく、哲学がなく、倫理観が低いだけに、結局ビジネスとしては長続きせずに終わります。お金も貯まりません。
いつまで経っても軌道に乗らないビジネスをやっているようなものです。
マネーゲームで、お金を「稼ぐか稼げないか」という点にしか意識が向いていません。
お金の流れである「稼ぐ→貯める→増やす」・・・には目が向いていません。
20代~30代なら多少そうした経験も良い経験値となると思います。でも、40代以降で妻帯者であればちょっと要注意です。
もっと、厚みのある人生を歩んだほうが良いと思います。
マネーゲームに興じるのは若いときだけにして、歳を重ねるほどに人生に哲学を持ち、自分ならではの道を歩む方向にスイッチしていくほうが良いと思います。
若いうちはお金に目が眩むのはしょうがないとしても、ある程度の年齢になればお金がすべてではないことに気づいて、他へ目を向けることが大事だと思います。