私はけっこう面倒くさがり屋です。しなくていいのなら、掃除・洗濯・炊事・・・などは本当はしたくありません。
でも、自分がしないと誰もしてくれないので、必要に応じて自分で行なっています。
そういう意味では、私にとって「面倒くさいことがない状態」こそが平穏で幸福を感じる状態なのかもしれません。
たとえば、仕事というのも、したくない仕事はあまり気乗りしませんでした(←昔働いていたころの話です)。
外注できること/他人でできる(カバーできる)ことなら他人にやってもらって、自分にしかできない高度なことをやるのが私の一つの哲学になっています。
また、物事をできるだけ単純化(シンプル化)することを心がけているので、複雑にしたり、こんがらがってややこしい話はあまり好きではありません。
世の中には「簡単なことを難しく」、「シンプルなことを複雑に」するのが好きな人もいますが、私はその逆のパターンの人間です。
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不動産投資(事業)においても、管理等をすべて他者(管理会社)に任せていて、普段自分は何もしなくても運営がスムーズに進むようにしています。
不動産投資の規模については、融資をガンガン受けて手広く物件を増やしていく手法もありますが、私はそこまでの拡大化を求めていません。
基本的には「生活費+α」で十分だと考えているからです。
物件を融資を受けてガンガン増やすことは同時に面倒くさいことも増やしてしまいます。
どうしても税金管理などが物件増加と比例して複雑化していきます。
個人事業主が良いのか法人が良いのか?・・・など検討しなければいけない課題が増えていきますし、複雑になっていきます。
不動産投資(不動産賃貸業)は、他の事業活動と比べればはるかに手間がかからないようにコントロールが効きますが、それでも、物件が増えればそれなりにやるべきことは増えます(金融機関への書類提出や各種支払い、リフォームや入退去について管理会社担当者との打ち合わせなど)。
多くの人はそれを面倒とは思わないのかもしれませんが、私は面倒だと思うので自分の思うところを超えてまで手を広げようとはしてこなかったわけです。
目指すのは「規模の拡大」ではなく、「経営の安定化」のほうにあります。
規模の拡大を考えるなら、やるべきことは「借り入れを増やすこと」が道筋です。
経営の安定化を考えるなら、やるべきことは「借入を減らすこと」が優先事項となります。
したがって、ローンを組んで不動産物件を買い進めることは2011年の後2017年までしてきませんでした(2018年にちょっとだけ再開しました)。
ただし、定期的に見直し、検討、チェック・・・は怠らないようにして、時代の流れや変化に即応できる準備だけはしてきました。準備さえしておけば、いつでも即「行動」に移すことができます。
この発想・考え方を持ってさえいれば、たいていのことは安泰だと思っています。