人は成人してお金を自分の力で得るようになります。
ビジネスを行なってゼロからお金を稼ぐ人もいれば、組織に所属してそこから賃金(給料)をもらう形でお金を得る人もいます。
人それぞれの働き方があり、人それぞれのお金を得る目的があります。
ひと時の生活レベルを上げたいだけなら、稼いだお金の分だけ贅沢すれば叶います。
自分の人生全体の底上げをしたいとか、家族のことを考えて将来も経済的な不安を持つことがないように暮らしていきたいと考えるなら、お金を得ることに加えて「お金の扱い方/使い方」を学ぶことも必要です。
自分の力で得たお金をどう使おうと自由なのですが、できることならそこに何らかの哲学を落とし込んで有意義にお金を扱うようにすると、人生はもっと楽しく面白いものになると思います。
ところが、一般的に多くの人は特に何も考えず、とりあえず目先の日常生活のことしか見えていないものです。
そうではない人と大きく違うのは、考え方/思考/意識/視点の当て方・・・です。
視界を広げて、「今」だけではなく「未来」を視ることが大事だと思います。
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ある程度の年齢になってくればわかることですが、お金に関して大事なことの一つに「自分の手持ち現金・資産が増えている/もしくは減っていない」・・・ということがあります。
もちろん、その時々で多少の増減は付き物ですが、1年単位で見たとき/あるいは2年単位もしくは3年単位で見たときに、明らかに1年前(2年前/3年前」と比べて自分の手持ち現金・資産の合計額が増えている(もしくは減ってはいない)という点を確かめておくことは大事です。
まあ、80代~90代以降ともなれば、徐々に減少していっても構わないのですが、少なくとも20代~60代までは「現金・資産を増やすこと」を意識しておくほうがベターだと思います。
毎年、年末の時期にそうした点で自分の財産をチェックしてみると良いと思います。
すると、何らかの意識変動が起こり、翌年へ向けて新たな気持ちが湧いてくるかもしれません。
自分の手持ち現金・資産は確実に増えているのだろうか?という観点で定点観測していくと、経済的な面での不安感を払拭できるようになっていくと思います。