よく言われることですが、不動産投資という「投資」はお金を不動産に投じることであり、すなわち「不動産を購入すること」は必要条件です。
それ(=必要条件)が何を意味するのか?
・・・というと、つまりは「不動産を買ってゴールではなくて、買ってからがスタートだ・・・」ということです。
ここを見誤ると、つい不動産を購入して儲かった気になってゴ~ル!・・・という気になります。
初期段階ほど、十分に気をつけなければいけない点だと思います。
そのため、仮に不動産投資でリタイア・・・と考えている人がいたら、
投資(購入)→即リタイアではなくて、
投資(購入)→検証→リタイア
という流れを意識することが大事だと思います。
実際、私も2年の検証期間を設けました。
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投資の際に、表面利回りが高ければ見た目の投資効率はよく見えますから何となく魅力的な商品に感じてしまうのは当たり前です。
でも、そうした表面的なことよりも実質的なことに焦点を当てて、自分で計算してみることが必要です。
不動産業者等はそこまで親身になって計算してくれません。
つねにリスク管理、リスクヘッジは自分で行なうモノ・・・という意識が大切です。
表面利回りの高い物件は、もしかしたらどこかにワナが潜んでいるかもしれません。
実勢価格より高い家賃になっていて、退去者が出たら次の入居者から家賃が下がってしまう・・・だと当初の利回りが確保できるはずありません。
固定資産税を考慮しておく必要もあります。
実質利回りというのは、本当に自分の手元に残る金額を元に計算することです。
言い換えれば、キャッシュフローを大事にするということです。
物件を選定するときは必ず高利回りであることの原因・・・条件を確認することが大切でそうすることで、その投資リスクに気づくことができます。
表面的なことで錯覚を生じてしまわないように常に本質を見る・・・実質的な価値を見抜くように冷静に判断することが大切ですね。