大企業の組織体系だと、理論上考えられることがいくつもちりばめられていて、いかにして経営リスクをヘッジするか・・・ということが考慮されています。
ところが、多くの会社は別に大企業ではありませんし、そこまでの組織体系を構築するだけの社員数もありません。
したがって、中小企業では社長以下少人数で一人何役も背負って仕事をしていたりするのが現状です。
そこではやはりトップである社長の一声がすべてであり、すべては社長の意向次第・・・となります。
まあ、そういうものだと思います。
そうしたとき、社員が出世できるかできないかは偏(ひとえ)に「社長の方針どおりに仕事を実行できるかどうか」がポイントとなります。
出身学校がどこか?偏差値がどうか?・・・などはまったく関係ありません。
良い学校を出ていても、どんな資格を持っていても、入社後は社長(あるいは上司)の言うことを実行できなければ「無能扱い」されます。
無能扱いされるということは、職位を上がっていくことは相当難しいです。
仕事は全然できなくても社長や上司のご機嫌取りがうまければ出世することが可能です(まあ、それがいいかどうかは別ですが・・・)。
4月から新社会人になった人の中には自分が思っていたのと違う・・・こんなはずじゃなかった・・・自分のほうが正しいはずだ・・・と迷ったり悩んだりする人がいるかもしれませんが、これが社会の現実です。
中小企業では社長(経営者)が最大権力者で、その人の意向がすべてを司ります。
そうした中でも、学べることはたくさんありますから今はその修行の時期だと思ってたくさん学ぶことを意識すると良いと思います。