
今日で61歳となりました。
60代~になっても特に何が変わったわけではありませんが、4年前に母が他界し、父も昨年他界し、その他にも親せきのおじさんが他界して・・・といったことが続いたので、どうしても人生や死について考える機会が増えたように思います。
そして、ますます「お金は生きている間に使わないと意味がない」と強く思うようになりました。
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サラリーマンであれ、自営業者であれ、誰もが決して避けて通れない現実があります。
それは、自分自身の老衰/弱体化のリスクです。
老衰による弱体化のリスクには大きく2つあります。
1.身体基礎能力(体力・知力など)
2.時間(生きられる期間)
いくら今の時点で健康であっても、また仕事に精力的に取り組めているとしても、歳月は確実に私たちに影響を及ぼします。
年齢を重ねるにつれ身体的なエネルギーは徐々に衰えていくもので、これはどうしようもないことです。
そして、よく言われるように、定年後・・・高齢になってから自分のやりたいことをやろうとしても身体も精神も経済面でもついていけなくなる恐れがある・・・ことはやり忘れてはいけないと思います。
集中力や判断力、対応力は以前ほどのキレを失っていきます。
これは避けられない自然の摂理です。
もっとも厄介なのは、時間という最大の資源が減少しているという事実です。
若い頃であれば、失敗してもやり直す時間がありました。
でも、60代・・・70代以降になるとそうした時間はもうほとんどない、と言っても過言ではありません。
すべての人は、年齢の制限というか、避けられない弱体化のリスクに晒されていると言えます。
だからこそ、今のうちに将来を見据えて経済的な基盤を確立し、歳を重ねても安心して暮らせるための準備を整えておくことが重要です。
また、できるだけ若いうちにやりたいことを自由にやっておく行動力も必要だと思います。