都知事候補者たちが発する「??」と思ってしまう一言

東京都知事選挙もいよいよ大詰めの時期で、連日テレビの報道ではいろんなことが取り上げられていますね。

各立候補者の人たちがそれぞれの思いの丈(たけ)をマイクを通して発するのは良いのですが、どうも気になって仕方がない一言があります。

それは「勝利する」という言い方です。

各候補者は、他の候補者に勝利して都知事の座を得る・・・という意識が強く働いているのだと思いますが、実は東京都民(有権者)にとってはそんなことはどうでもいいことです。

他の候補者に勝つ/負けるという発想自体がナンセンスだと思います。

「勝つか負けるか?」ではなくて、重要なのは「都知事になるかならないか?」だと思います。

都知事になる=結果的には他の候補者に勝つ(勝利する)ということであって、大事なのはその人が本当に都知事として活躍をしてくれるかどうかが都民(有権者)の最大の関心事だと思います。

Aという候補者がBという候補者に勝つか負けるか、Cという候補者に勝つか負けるか・・・なんて有権者にとってはどうでもいいのです。

勝利する・・・というのは、内輪の人に向けて言うのならまだしも、広く一般向けに言うのは適切ではないような気がします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

サラリーマンは、自分が勤務している会社が自分に何をしてくれるか?・・・と考える傾向が強いです。

会社はいわゆる「他者」で、自分に何か恩恵を与えてくれる存在に過ぎない・・・と考える傾向があります。

そのため、勤務している会社を何と呼ぶか?・・・と言うと、外では割と「この会社」という言い方をしたりします。

一方でビジネスマンは自分が勤務する会社を自分と一体化させて考えていますから「私の(務める)会社」と言います。

この違いは何か?

一言で言うなら「当事者意識」です。

当事者意識は「プロ意識10か条」のうちの一つです。

■参考:過去ブログ プロ意識10個
http://ameblo.jp/superameba/entry-12065059713.html

当事者意識を持つと、何事も「自分事」としてとらえます。

当事者意識を持たない人は、困った事や問題が起きても誰かが何とかしてくれるだろう・・・と他人任せになります。

国がなんとかしてくれるだろう・・・会社がなんとかしてくれるだろう・・・と、考えて何とかしてもらえないとすぐに怒る・・・という生き方になります。

自分事で生きている人は自分の頭で思考し、決断し、責任を負います。

たとえどんな結果になってもそれを受け入れます。

他者に対して怒ったりしません。

そんな生き方をします。

「この国/この会社」・・・という言葉を頻繁に用いていると、「他人事」として思考して行動します。

「我が国/うちの会社」・・・という言葉をいつも使っていると「自分事」としてとらえた思考・行動になります。

(かつてGHQは日本国民に「この国」と言わせるように仕向けたそうですが、それも一つの戦術としてきっと日本国民から愛国心を奪おうとしたのかもしれないですね)。

都知事選挙で「勝利する」という言葉を用いられると、私はちょっと?????と思わずにいられません。

ストレートに「都知事になる」という言い方のほうがしっくりきます。

まあ、いずれにしても今日を入れてあと4日で決着がつきますね。

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澤井豊

澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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