
5億円を年利5%の定期預金に入れておけば1年に約2000万円(税引前は2500万円)の利息が付きます。
1年で2000万円の収入があれば一般的な日常生活を送るのに不便はありません。
年齢や家族構成や住環境(持ち家or賃貸)等にもよりますが、半分の1000万円でも十分と言えるかもしれません。
ただし、前提の「5億円」という金額と、年利5%という数字が現実的ではないので、ここから徐々に現実に近づけて考えていくことが必要です。
「1億円・・・5千万円・・・1千万円・・・」と自分の手に届きそうな金額に変更し、利回りも「3%・・・2%・・・」と変更すれば良いだけです。
場合によっては「日本以外の国」での預け入れを検討するのも一手です(5%以上も探せばあります)。
さらに言えば、「定期預金」という選択肢を捨て、「家賃収入」とか「配当金収入」と置き換えてみるのも一手です。
こうやって「お金に働いてもらって収入を得て生計を立てる」という発想を持つことは資本主義社会では有効だと思います。
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資本主義社会において、資本は誰しもに平等に分配されるわけではありません。
むしろ、資本は偏る性質があります。
競争が前提で成り立つ世の中では、勝者と敗者は必ず生まれてしまいます。
自分で働くことだけがお金を稼ぐ方法ではありません。
自分が働きつつ、お金にも働いてもらう・・・という発想をすると、視界が開けます。
大きな資本を持つことができ、それをほぼ確実に減らさず増やせる正しい運用方法を行なえば、毎月の生活費は十分にまかなえます。
いったん仕組みが出来上がってしまえば、それを維持継続することはそれほど難しくありません。
そんな発想で今後の人生を検討してみるのも良いと思います。