
よく「効率、効率」と言う人がいますが、確かに効率は大事ですが、人生を「生まれて死ぬ」と考え「効率」重視でとらえると「生まれてすぐに死亡」が一番効率的です。
でも、人生はそんなためにあるのではなく、むしろ「生きている間のプロセス」に重点を置くほうが当たりだと思います。
そんな哲学チックなことはさておき、実際、何かを成し遂げようとするとき、効率も大切ですが、効率とは無関係のところに思わぬヒントが隠されていてかえって近道ができた(≒効率が良くなった)とか、新たな発見があって他の分野の進展につながった・・・ということがあります。
ノーベル賞などでもそうした事例はよく出てくる話です。
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自分の人生は効率よく生きられているか?と問いかけたとき何と答えるでしょうか。
私の場合、必ずしもそうとは言えないし、一番の効率が悪かった時期は「大学受験」の時期でした。
あるこだわりを重視したがために、結局大学に入るまで2年浪人生活をしましたから・・・。
でも、そのこと自体はまったく後悔していません。
自分のこだわり・信念を貫いた結果だからです。
そのときも、今も、私は人生を楽しんでいると思っています。
楽しさは自分で生み出し、環境は自分で創り出すものです。
水前寺清子さんの昭和の名曲『三百六十五歩のマーチ』にこんな歌詞があります。
しあわせは 歩いてこない
だから歩いて ゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩下がる
止まらずに3歩進めば2歩下がっても1歩は確実に前進しています。
決断と実行で3歩進む。
その結果間違いに気づいたら、2歩下がれば良いだけです。
行動しながら軌道修正を入れていけば良いだけです。
効率を重視する姿勢は大切ですが、効率ばかりに囚われて「楽しみ・面白さ・幸せ」を感じられるせっかくのチャンスを失うのはもったいないと思います。
両方を大事にする姿勢が良いと思います。