
人が本当に欲しいのはお金ではなくで「幸せ感」だと思います。
心の底で求めているのは「幸せ感」という感情で、「お金」というモノはそれを得るための交換券のようなものだと解釈できます。
確かに「お金」が与えてくれる効果は他の要因に比べてかなり高いものがあります。
したがって人はどうしても「まずはお金・・・」となります。
でも、ここで本当に欲しいのはお金ではなくてもっと別のものであり、その先にある「感情(幸せ感)」だと気づくと、よく究極の選択肢と言われる「仕事か家庭か?」の答えも自ずと見えてきます。
仕事(お金)か家庭(家族)か?・・・という選択肢が目の前に現れた場合、「原則として自分は家庭(家族)を選ぶんだ!」と決めてしまうことが重要だと思います。
まあ、独身の人で「仕事だ!」という人もいるかと思いますが、大事なのは予め自分の中で「どっちを優先するのかを決めておく」ということです。
このとき、家庭のほうを取ったら生活ができなくなると心配をする人がたくさんいます。
仕事を選ばない → 会社をクビになる → お金がなくなる・・・という連想ゲームからくるものですが、この不安・恐怖に打ち克って自分の哲学・生き様・信念を貫き通すことができるかどうかに、自分の人間力の真価が問われると思います。
極端に言えば、今の日本で路頭に迷う恐れはあまりないし、また年収は下がるかもしれませんが(=生活は苦しくなるかもしれませんが)、でも、それだけです。
ここで、逆の視点で考える人は少ないような気がします。
つまり、仕事のほうを選んでしまったら将来的に家族を失ってしまうかもしれない・・・と考える視点です。
家族のほうを取ったら会社をクビになる/仕事を失ってしまう/お金を稼げなくなる/生活ができなくなる・・・とはすぐに考えるクセに、仕事のほうを取ったら離婚に繋がる/子どもがグレる/奥さんが浮気する/夫婦仲が悪くなる・・・とは考えない、ということです。
それなのに、多くの人はイザ死ぬ間際に「大切な人と過ごす時間をもっと取れば良かった」といった後悔の念を抱いたりするそうなので、本当に人って不思議なものです。
仕事(お金)か家庭(家族)か?・・・は、個々人の考えで決めるものですが、予め自分の中でそれを決めて家族と共有しておくと良いと思います。