
有名なレストラン・料亭の中には予約が数か月先までいっぱい・・・それどころか数年先まで埋まっているところもあるそうです。
そこまで予約が入っているとしたら、将来の売上がほぼ約束されたも同然なので経営者としては心強い限りです。
ここでポイントとなるのは「では一体どんな人がそんな先まで予約を入れているのか?」ということです。
一般的には「成功者」と呼ばれる類の人たちです。
成功者は「予約を入れる」ことが多いと言われます。
なぜなら、そうすることで「未来のある下限の状態を今の時点でほぼ確実に手に入れられるから」・・・です。
クルーズ旅行でも、今日クルーズ旅行に行こうと思い立って今日港へ行く人なんていません。
みんな、数か月前から予約を入れ、出発日に備えています。
今なら2026年のクルーズ予約が盛況です。
ゴールデンウイークにホテル・旅館で宿泊した人の中には、チェックアウト時に来年のゴールデンウイークの予約を入れて帰る人もいます。
いずれにしても、そうやって「予約する」ことで将来の下限の楽しみを今のうちに確保しておくわけです。
予約する人は、自分の思うとおりにその予約日(行きたい日)に行けます。
一方、そうした人は「行き当たりばったりも楽しい」ということも知っています。
意外性/意表を突く新鮮な驚き/予期せぬ喜び・・・に出会えることを知っているからです。
ただし、これにはデメリットがあって、例えば夕食時に予約をしていなかったら結局は列に並んで時間を無駄に過ごす羽目になったり、期待したほど良い経験ができなかったりするリスクも高くなります。
成功者と呼ばれる類の人たちはそうしたリスクを嫌がります。
だから予約をして、確実に楽しさ下限を確保するわけですが、これは大きな目で見て「人生そのもの」についても同様のことが言えます。
人生においても「自分の将来に予約を入れる」ことが大事です。
そうしないと、「常に行き当たりばったりの生き方」になりかねません。
行き当たりばったりだらけの人生では後悔の念がたくさん生じます。
それでは幸せな人生とは呼べなくなります。
私は「楽しい未来を予約」するように心がけています。
楽しい未来を予約する発想と行動は幸せな人生を送る意味でとても大事なことだと思います。