人間の想像力には限界があります。
見たことも触れたことも無いものは考えられないし、イメージもできません。
だから「成功者」へと生まれ変わりたいのであれば、まずは自分がなりたいと思う本物の「成功者」に直接会って対話してイメージできる何かを吸収すると良いと言えます。
でも、直接会うなんてなかなかできませんから、せめてその疑似体験の手法として「読書・講演を聞く」などを駆使すると良いと思います。
講演を聞く機会もそれほどないでしょうから、やはりそういう意味では「読書」という手法が「時間的にも、経済的にも」かなり有効なやり方だと言えそうです。
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会社の創業者は、ビジネスという世界で基本的には「ナイナイずくし」です。
信用がない、実績がない、お金がない、人脈がない、顧客がいない・・・といった中で「無から有を生む」という偉業を成し遂げなければいけないわけです。
だからこそ余計に最終学歴(学校の履歴)より最新学歴(学びの履歴)がモノを言います。
つまり、過去にどんな学校を卒業したかではなく、「今、何を学んでいるのか」ということです。
「学び」といえば多くの人はインプットばかりに気を取られがちです。
確かに知識はどんどん増えていくでしょう。
知識が増えると、理解できることも増え、何となく自分が成長しているように感じられるかもしれません。
でも、本当の成長とは「できなかったことができるようになること」ですから、単に頭でっかちで知識ばかりが増えても(インプットばかりしても)ナンセンスです。
そのインプットを活かして適切なアウトプットをすることが大事です。
インプットした知識のうちのいったいどれくらいを自分の生活や仕事に活用できているか・・・が問われます。
インプットはアウトプット(=行動そして成果)できてこそ意義があります。
ビジネスを始めよう・・・といった創業希望者に限らず、どんな人も人生を豊かにするためには成長することが必須条件ですから、今、何を学んでいるのか・・・を大事なことに捉え直し、場合によっては「読書で疑似体験をする」ことをやっていくと良いと思います。