今日(11月23日)は、勤労感謝の日ですね。
いつも健康で働ける身体があること、働く職場があることなどに感謝することはとても重要だと思います。
日本には「1日8時間・1週間当たり40時間労働」という一つの基準があります。
法律で制定されたのは戦後間もない1947年らしいですが、70年もの間一途にみんなこれを守り続けてきています。
いまだに多くの会社では1日の就業時間を8時間で設定していると思います。
私は前職で1日の就業時間を7時間で設定して、7時間を超えたら「残業=時間外労働」としていました。
ちゃんと就業規則もそう定めました。
世間では、古い慣習のまま未(いま)だに「週5回/8時間労働(あるいはそれ以上)が当り前」・・・というような戦後復興期の労働観を継承している会社が多いと思います。
経営リーダーに思考力・発想力が不足しているのだと思います。
戦後の当時と今とでは社会環境も労働環境もすっかり変わっています。
たとえば、当時は100人の労働者が働かないと生産できなかったモノも今では機械化等のおかげで1人でできるようになっていたりします。
それなら残りの99人は、別のことをやれるはずです。
ワークシェリングという発想も十数年前から生まれてきました。
人の働き方は常に流動的です。
「会社」という働く場も、今ではあってないようなものになりつつあります。
勤労感謝の日だからこそ、普段は考えないような「働くこと」についてちょっとは考えてみると良いと思います。