経営リーダーに与えられた猶予期間の使い方

「黒字経営」ということにはどんな意義があるか?・・・と言えば、「その黒字金額分だけ会社は倒産しないで生き延びられる」ということです。

黒字=会社倒産までの猶予期間・・・と言えます。

その黒字金額が1年分の経費と同じであれば、会社は何もしなくてもあと1年間はつぶれなくて済む、と言えます。

経営者に求められるのは、「昨年度の経営で得た猶予期間を使って今年度以降の猶予期間を延長すること」です。

そのための種まき/育成/発展を今年度に行わなければいけません。

まあ、事業が黒字経営で資金的に余裕があれば、5年後・・・10年後を見越したお金の使い方ができますが、赤字経営でおしりに火がついているようなときは当面の経営立て直しが優先で、5年後のことなんて言ってられません・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・

経営ノウハウにもいろいろありますが、それを「いつ、どういう状況で行うのか」・・・ということが大切です。

「いつ?」というタイミングを誤るとナンセンスなことになってしまいます。

会社が赤字であれば何はともあれ、目先の経営黒字化を図って会社が倒産しないようにしなければいけません。

そうしたときの優先順位第1位は「今月の月次黒字化」です。

そして無事に黒字化が連続して達成し、事業が軌道に乗り始めてきたら、今度は舵取りを変えて視点を「今現在から近未来」へ移すことが大切になります。

目先のことは部下にやらせて、経営者は会社の未来を作ることに注力していくことがコツです。

そうやって、役割を分担するからこそ組織力が発揮されて社員も安心して働けるようになります。

経営リーダーは常に未来へ目を向けていなければいけない・・・と言われるのは、会社をつぶさないために猶予期間をどう使っていくかが問われているからだと思います。

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澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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