「第23回オリンピック冬季競技大会」が2月9日から2月25日までの17日間、韓国の平昌(ピョンチャン)で開催されます。
先日、運営する側で集団中毒があった・・・と報じられましたが、ニュースを見ていてドキッ!としました。
集団食中毒があったのは「セキュリティー部門だけ」で、そこのメンバーが全員「交代」となる・・・と報じられていたからです。
セキュリティー部門というのは、最重要部門であり、さまざまな訓練が為されていなければいけなく、何かがあったからと言って簡単に全員とっかえ(総入れ替え)なんてあってはいけない部門のハズです。
それが、今回の平昌オリンピックの開催わずか数日前に起きた!というのはまさに「事件!」だと思います。
まるで、スパイ映画・・・謀略映画を観ているような気がしました。
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何年か前に南米のサッカーチームを乗せた飛行機が墜落して選手全員が死亡するという大変いたましい事故がありました。
1軍の選手も2軍の選手も同じ飛行機に搭乗していたため、そのチームはすべての代表選手を失うことになりました。
投資・投機の世界では昔から「一つのかごにすべてのタマゴを盛ってはいけない」という格言がありますが、文字通り「すべてのタマゴを一つのかごに盛る」と、落としたときにすべてが割れてしまってアウト!だからです。
そうならないように「分散投資/分散投機」の大切さを説く言葉です。
アメリカでは、大統領と副大統領は決して同じ飛行機には乗りませんし、行動も常に別行動をとります。
それは、やはり万が一に備えて・・・の話です。組織では、こうした発想が大事です。
人員の交代が容易にできない部署・部門では、全員が同じ行動をしたり、同じ食事をしたりすることは避けるべきです。
万が一に備える発想と行動が大切です。
私も現役時代は、役員(取締役)が全員同じ新幹線に乗って移動するとか、同じバスに乗って移動するということがないように配慮していました。
社長と私はあえていつも別行動をとっていました。
「何も起こらないのが当たり前」でなければいけないのですが、それでも危機管理の意識を持つことは大事です。
組織では「一つのかごにすべてを盛ってはいけない」・・・ですね。