
ビジネスでは、業務委託を受けることで売上を増やせるケースがあります。
自社が委託を受ける場合は、受注競争で勝つためにも、まずは受注できるような業務委託内容を相手側に提示する必要があります。
内容がうまくないと、他社に仕事をとられて終わり・・・です。
受注を取るなら大きく3つのポイントを押さえておくと良いと思います。
それは何か?
1.成果報酬制にする(=労働時間で報酬を設定しない)
2.相手に優先して儲けてもらう
3.成果が思わしくなかったら報酬を下げる
うまくないのはこんな提案です。
「○○時間(△日)の労働と見込んでいるので、単価◇につき報酬を●●●●円いただきます」
これでは、サラリーマンが時給で働くようなものでうまくありません。
ところが、このパターンの会社は実際には多いと思います。
1人日(いちにんにち)とか3人日などと言って、1日当たりいくら×○日で報酬を決めたりするわけです。
どこも同じようにこのようにしているので、もし本当に腕に自信があるなら、こんな報酬のもらい方を止めてちゃんと「成果報酬」にすると良いと思います。
相手が儲かっても儲からなくても自社は報酬をもらいますよ・・・よりは、相手が先に儲かることを前提にしてそのうえで成果報酬をいただきます・・・とするほうが相手は喜びます。
なぜなら、リスクがほとんどなくなるからです。
したがって、もしも成果が出なかったら報酬はいらない(無料)とすると、さらに相手側のリスクは減ります(=なくなります)。
相手は、まず自分が儲かって儲かった分の中から報酬を支払えばいい、となればその提案を断る理由がなくなります。
この「(自社側の)提案を断る理由がない」という状態に持ち込むことがとても重要なポイントです。
・・・とまあ、これだけ強気に提案できるとしたら相当自信がないとできません。
なにしろリスクを全部こっちが背負うわけですから、業務委託を受けた後に失敗したときの損失は大きいです。
そこで、実はもう一つのポイントがあります。
4つ目のポイントは成果報酬をいただく際に、ある一定の割合で数カ月(場合によっては数年)の間は継続して課金する報酬制にしておくことです。
リスクをヘッジすることはできませんが、うまくいったときの報酬額は増えることになります。
そして、この継続課金性こそが権利収入でもあるわけです。