「仕組み化する」ことはとても大事なことですが、つくるまでに時間がかかることと、その手間ひまを惜しむために、なかなか人は「仕組み化する」ことをしようとはしません。
それが一般的なサラリーマンであれば仕方のない面もありますが、経営リーダーであれば仕組み化から逃げている/避けているような人がいたなら、それは失格だと思います。
経営リーダーは「仕組み化する」ことを避けてはいけないし、その取り組みを後回しにしてもいけないと思います。
「仕組み化する」ことは、経営の観点で言えば「重要だけど緊急ではないこと」に該当します。
そのためついつい後回しにされがちです。
でも、何年か経ってその間の「コスト」を考えてみたとき、仕組化するまでに時間と労力が相当必要だったとしてもそれを補って余りのある結果になっていると思います。
仕組み化をしていないことで発生しているコストを理解すれば、仕組み化への取り組みを後回しにすることはできなくなると思います。
確かに仕組み化をしなくても、現状の仕事はなんとかまわります。でも、それが続くことは本来必要のない多大なコストを犠牲にしているかもしれません。
仕組み化することでどんなことが実現するのか?・・・と同時に、仕組み化しないことで自社にどんな不利益が生まれているのか?・・・と考えることもリーダーの務めだと思います。
そして、それを考えることで「ではいったいどこから仕組み化していけば良いのか?」の答えも見えてくると思います。
経営リーダーは、自分の代だけではなく次の代のことをも考えて、「仕組みを残す」という発想をすることが大事だと思います。