年末の大掃除をしていると、机の上に積み重なっていた書類の中から、今期の期初に作り上げた「計画書」などが出てきたりします。
永い間、書類と書類の間に埋もれていたものが、幸か不幸かこの時期になると再び陽の目を浴びるようになるわけです。
せっかく作った計画書も、机の上で眠らせたままであったならまったく意味がありません。
なぜ計画書は机の上で埃(ほこり)をかぶって等閑(なおざり)にされるのか?
期が始まるときに、経営リーダーは事業計画等を作成します。
しかしながら、いざ仕事が始まると日々の仕事に忙殺され、その計画書を確認したり変更を加えたりして見直すことをやらなくなっていきます。
結果として時間をかけて作成した計画書はただの気休め程度にしかならず、いつしか他の書類の中に埋もれていく・・・という末路を迎えます。
せっかく作った計画書が埃をかぶってしまう理由にはおそらくこんなことがあると思います。
1. 計画が無茶過ぎる
あまりに理想論ばかりで、現実離れし過ぎていると、見直す気もおきません。
2. 優先順位があやふや
あれもこれも・・・といろいろ計画を作るのはいいのですが、それらにキチンと優先順位がついていないと、結局どれも絵に描いたモチになってしまいます。
3. 計画に情熱を感じられない
本気で作った目標等がなく、ただ何となく・・・イヤイヤ作った計画書だと埋もれていくのは当然です。
いずれにしても、誰も見ない、確認もしない計画書は、内容が実行・実現される可能性はほとんどゼロに近いと思います。
では、どうすればいいか?
上記の反対をやっておけば良いと思います。
1.無茶ではなく合理性がある
2.優先順位を決めておく
3.計画に情熱を込めて作る
すぐに切り替えられるリーダーは優秀です(そんな優秀な人だったらそもそも計画書が埃をかぶっていませんが・・・)。
ほとんどの人は、今すぐに切り替えようと努めても、なかなか簡単にはできないかもしれません。
でも、そこを踏ん張って継続して努力する姿勢を持つことが大事だと思います。