ひと昔前は、買物をしようと思ったら近所のお店をまっ先に思い浮かべました。
ところが今は若い人ほどまっ先にネットで検索する人が増えたと言われ、そのままネットで注文して買物終了とする人も多く、あとは到着を待つだけ・・・の時代です。
飲食についてもネットで検索して、注文して、後はデリバリーを待つだけ・・・という方法が一般化してきました。
つまり、お店選びの常識がガラッと変わったということです。
そうなると「立地の良さ」はあまり意味をなさなくなり、立地がどうであれネット検索で注文を受けやすい(魅力的に見える)ことのほうが重要となります。
マーケティングのあり方も変化してきているわけです。
時代の変化に適応できない(しようとしない)従前どおりの意識のお店は苦戦しても不思議ではありません。
同じように税理士・会計士選びの常識も変わりました。
昔のようにすぐに駆けつけてくれる近所の税理士さんや会計士さんである必要はなく、いつでも連絡がつくのなら遠隔地だって問題ないと言えます。
私がお願いしている税理士の先生も私の住所からは若干遠方に事務所を構えている先生です。
立地の概念がなくなると、いわゆる「中身で勝負」が大事になります。
顧客が欲することを適切に提供し、満足感を与えられるかどうかがポイントとなってきます。
純粋にそこだけで専門家選びをすることが常識となりつつある時代になりました。
今後はますますそうした価値観を背景にビジネス展開する必要があると思います。