ある人事部長の嘆き

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昔から、会社の中で「人事部」と言えば、一種の憧れの部署と言われてきました(最近は少し事情が異なるかもしれません)。

 

人事部の仕事にもいろいろありますが、その一つは「採用・募集活動」です。

 

・・・・・・・・・・

ある会社の人事部長がこう言って嘆いていたそうです。

 

「最近の学生のレベルは、その凋落が酷い・・・・・・。

同じ有名大学でも昔と今では雲泥の差があって、まるで『高いお酒を数倍の水で希釈して同じ銘柄のお酒です』と言っているようなものだ・・・」と。

 

なかなか言いえて妙だと思うのですが、確かに昨今の学生は昔の学生に比べるとそもそもの「知識量」が少ないと思います。

 

また、知識だけでなく、それに伴う知恵や教養も少ないと思います(私が現役で採用に携わっていた時にもそう思いました)。

 

現在40代後半~50代後半で活躍してる人事部の管理職の人たちは、自分と同じ大学を卒業した社員を見たときにどうしても自分の頃と比較して見てしまいます。

 

その結果、「残念!・・・」と思ってしまうことが多いような気がします。

 

少し前に言われたことに「不況で就職が厳しい/就職氷河期」・・というのがありましたが、それはもしかすると「大学生の質が劣化して企業の採用基準に届かなかっただけ」・・・という側面もあったのかもしれません。

 

昔と今では、同じ「大学名」や同じ「大学卒の肩書」であっても、まったく別物として扱ったほうが良いのかもしれません。

 

ある人事部長の嘆きを聞いて、確かに昔の人的レベルと今の人的レベルは違うだろうな・・・と思いましたが、それもまた時代というものだと思いますし、そうした環境に適応していくことが大事だと思います。

 

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