先日、ある大手銀行の定期預金の利率が0.002%になっているのを知って、ビックリしました。
100万円を預金して、1年後にもらえる利息は「16円にも満たない」です(税引き後)。
逆算すると、5万円以下の預金だと1年経っても利息はもらえないですね。
・・・・・・・・
年配者の多くは、銀行にお金を預けてそれで一安心だ・・・と信じ込んでいます。
かつて1980年代の頃は利息が高かったのでそれが正解でしたが、今はゼロ金利/マイナス金利の時代ですから、銀行にお金を預けておいてもお金はほとんど増えません。
それなのに、相も変わらず「銀行に預金する」ことで安心感を得ている人が多いのは、偏に「日本ではお金の教育がされていない/お金の教養を持つ人が少ない」ことに主な原因があるような気がします。
特に年配者を中心に「銀行預金が最も安全で賢い選択だ・・・」と信じ込んでいるかも・・・?。
そういった思い込みをしている中高年サラリーマンが60歳~70歳で会社を退職するころになってようやくそれまでの預金とそれからの公的年金だけで残りの人生を過ごしていくのは難しい・・・と気づくことになります。
その現実を知るのが遅くなればなるほど、どこかで強烈なお金の不安に襲われるでしょうし、下手をして気づかないままに人生を歩んでいくとやがて老後破産につながる恐れもあります。
「貯めるから増やすへ」と言われて久しいですが、今の時代は「増やす」ことのほうに意識を置くのが正解だと思います。
やり方はいろいろあるにしても、「投資」という概念を頭の中に持ち続けて、タイミングとチャンスをつかみ取ることが大切だと思います。