「お金持ち」とまでは言えなくてもそれ相応の貯金・資金のある人たちは、共通して「収入ー貯蓄=支出」という考え方と行動をしています。
だから、年月の経過とともに「貯蓄」が確実に積み重なっています。
また、モノの購入に関して言えば、「必要なもの」と「欲しいもの」とでは、「欲しいもの」より「必要なもの」を優先して購入する姿勢をもっています。
ところが、サラリーマンの中には「収入ー支出=貯蓄」という考え方の人もいて、そういう人の多くは「お金はあったらあっただけ使いきってしまう」という悪習慣を持っています。
「必要なもの」より「欲しいもの」を優先して、ついつい衝動買いをして散財しています。
従って、貯蓄はほとんどありません。
20代の頃はそれで良くても、結婚して子どもができ、家庭を守る責任を負っているような人になれば、やはり発想を「収入ー貯蓄=支出」に変えていくことが大事だと思います。
50代後半~になって「お金がない/貯金がない/資金が足りない」と言う人は、ほぼ共通して「収入ー支出=貯蓄」の構図を習慣に生きてきた人たちです。
ある程度の年齢になって貧困に苦しんでしまう人はその悪習慣が身に染みついてしまっています。
22歳を迎えて社会に出たスタート時点では皆それほど大差はありません。
でも、長年の経過後を見ると、その差は一目瞭然です。
自分の家計の在り方は「収入ー貯蓄=支出」なのか?
それとも「収入ー支出=貯蓄」なのか?
このたった2つの違いで、将来の経済的基盤に雲泥の差が生じてしまいます。
今からでも遅くはないと信じて、「収入ー貯蓄=支出」かつ「欲しいものよりも必要なモノを優先させる」といったお金の使い方に切り替えていくと良いと思います(すでにできている人はそのままで)。