「ニーバの祈り」
神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
変えるべきものを変える勇気を、そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えてください。
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芸能人などを見て「自分もあんなふうになりたいなあ」と他人に憧れを抱く人は多くいます。
そのこと自体に問題はないのですが、大事なのはその先(次)です。
本当に自分もそうなりたいと思うなら、憧れるべきは「自分の理想を叶えた未来の自分」です。
他人に憧れるのではなく、「そうなった未来の自分像に憧れる」ということです。
最初に憧れの想いを抱いた他人はそのためのヒントをくれたに過ぎない(きっかけをくれただけ)と解釈するのが良いと思います。
向くべき(向いている)方向を見誤ってはいけないですね。
誰かに憧れてその誰かになろうとする・・・のではなく、そこから先は自分に置き換えて「理想の自分像」をつくりあげる・・・ということです。
自分の頭の中/想像の中につくりあげるのですから、いつでも、どこにいても、お金をかけることなく、手軽にできることです(ただし、そのための時間は必要)。
一般的には、あんな人になりたかった・・・あんな稼ぎ方をしてみたい・・・と思っても、結局そう思うだけで何も行動しない人が大多数です。
そうやって何もしていないのに結果が共わないことに幻滅したり、自分を情けなく思ったりして、自分を卑下したりします。
本当は卑下することなんてないのですが、向いている方向を間違えているので卑下して自分を慰めようとしてしまうのだと思います。
自分が目指すべきなのは「自分の夢を叶えて幸せな人生を過ごしている未来の自分」・・・です。
これを追いかける姿勢が大事です。
冒頭の「ニーバの祈り」を参考に自分が今、向くべき方向を改めて検討し直してみると良いと思います。