「アメとムチ」マネジメント→「アメとアメ無し」マネジメントへ

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

人を働かす最も原始的なものは、もしかすると「ムチ」だったのかもしれません。

古代の奴隷たちが鞭(ムチ)で叩かれて、イヤイヤ労働を強要られていた・・・と昔、社会科で学びました。

その次に登場したのがいわゆる「アメ」です。

「アメ」は時代・環境によって形を変えますが、現在で言えばたいてい「お金(報酬)」です。

「アメ」は昔から空腹の者にはかなりの効果があったと思われます。

その次に登場したのは「アメとムチ」という手法です。

つまり、両方を使いつつもタイミングによって微妙に使い分けるというやり方で、長くこのやり方が良い方法だとされてきた感があります。

組織のマネジメント本でも「アメとムチ」の概念はよく出てきます。

確かにある程度は有効だと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・

でも、物事にはその真ん中(中庸)があります。私が思うベストなやり方は「アメとアメ無し」です。

アメを与えるわけでもなく、かと言ってムチで叩くわけでもなく、「何も与えないタイミングを取る」・・・というやり方です。

従来の「アメとムチ」というのは、「うまくやったらアメを与える+うまくやらなかったらムチで叩く」・・・です。

「アメとアメ無し」というのは、「うまくやったらアメを与える+うまくやらなかったらアメを与えない(何も与えない)」・・・という概念です。

ムチという「何か」を与えるのではなく、アメであれ、ムチであれ、何であれ、とにかく「何も与えない」ということです。

すると、やったほうは「アメをもらえないということはどこかうまくなかったのだろうな」と気づきます。

ムチで叩かれるわけではないので、特段イヤな気持ちになることはありません。

↑ここが一番大事なポイントだと思います。

そして考えます。どこを直せばいいのだろう?

どうすればアメをもらえるだろうか?・・・と。

試行錯誤が生まれます。試行錯誤の結果うまくいけばそこではじめて「アメをもらえる」わけです。

やるほうにとっては、強制的に何かをさせられたわけでも答えを教えられたわけでもないので、「自分の力で何かを見つけ改善して実現した!」という大きな自信が生まれます。

ここが大きなメリットだと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・

必要の反対は不要です。

つまり、「必ず要る」の反対は「(そもそも)要らない」ということです。

ところが、日本語には「不必要」という言葉があります。

「不必要」とは、必要と不要の中間の概念で、「必ず要るわけではない(かと言って必ず要らない、というわけでもない)」・・・という意味合いです。

これと同じで「アメを与える」でも「ムチを与える」でもなく、中間の「アメを与えない(=アメ無し)」という概念を持つことは結構有効だと思います。

マネジメントでは従来型の「アメとムチ」から「アメとアメ無し」という手法に変えて行なうほうが、多くの人の場合において成長する度合いが大きくなると思います。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

注目のお勧め記事!

  1. 2025-2-26

    「将来の経済的自由/不労所得」のための「今の就労」と考えよう!

    人生を大いに楽しむためにも、ただ働き続けるだけの生き方から早くオサラバしたほうが良いと思います。 …
  2. 2016-12-26

    不動産投資・投機熱が上がっている?

    先日、街の不動産屋さんの前を通りかかったら、表のガラス窓に「あなたもサラリーマン大家さんになりません…
  3. 2017-10-1

    【必読】恐怖を軽減させる手法とは?

    人は恐怖を感じると、身が縮こまって動きが取れなくなります。 主な原因は脳が一時停止してしまい、…
  4. 2017-3-13

    最初は易(やさ)しいことから始めよう

    人は、時間をかけて得る結果をあまり選ぼうとしない傾向があります。 できればすぐに得られる結果の…
  5. 2022-8-6

    「お金を切り崩す老後生活」から抜け出そう!

    一説には老後資金に必要な金額は夫婦2人で2千万円とも5千万円とも言われていますが、どれも正解であり不…
  6. 2019-10-27

    経済破綻しないためのコツ=収入の範囲内で生活

    サラリーマン家計が破綻しないための最大のコツは「その月の収入の範囲内でその月の生活をする/支払いをす…
  7. 2018-2-5

    一億総副業(複業)の時代が来るのか?

    昔から農業を営む人が農業以外の仕事にも就いて収入を得る・・・という「兼業農家」が存在しています。 …
  8. 2017-8-2

    利益を2倍にするテクニックと半分にするテクニック

    たとえば「1万円の商品で経費(原価)が9千円」だと仮定します。 一つ売れると1,000円の儲け…
  9. 2016-9-28

    「やれたらやります/行けたら行きます」は禁句

    日本人ははっきり断ると角(かど)が立つような気がして、ついつい曖昧な返事をしてしまう・・・とよく言わ…
  10. 2017-10-26

    【上司必見】「できない…」と言う部下の真意とは?

    何か物事を「できる/できない」と言うとき、能力的にできることがわかっている場合は「できる」と言い切り…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る