人は、年初に目標を設定したりします。
キチンと紙に書いている人もいると思いますが、単に自分の願望的なことを書いておくだけではうまくありません。
「目標を紙に書くだけ」では目標達成はできない、ということです。
目標を立てる前後に行う2つのことが大事です。
1.目標達成することの目的/理由を明らかにすること
2.達成に向けた計画を立てること
人は立てた目標を達成するだけの十分な目的や理由が存在していれば、多くの場合その目標を達成できるものです。
目的・理由が十分であれば、必死にやり方を考えますし、一度や二度うまくいかなくても何度もやり直すだけの根性を発揮できます。
逆にその目標を達成すべき目的・理由が不十分だと(あるいはそもそも存在していなければ)、日々の忙しさや慌ただしさの中ですぐさま行動を放棄してしまいます。
そして、残念ながら多くの人は目標を達成する目的・理由を書き出すことをせず、また考えようともしません。
何も考えないで目標設定をしたところですぐに忘れてしまうのがオチです。
その結果、せっかく年初に立てた目標があっても達成できないまま1年が過ぎていきます。
この4月という時期は、年初に立てた目標を改めて考え直してみる良い時期だと思います。
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さて、目標達成する目的・理由を明確にして紙に書き出して視覚に訴えかけることを行なったら、次は計画を立てることが大切です。
目標を達成するうえで重要なのは「その目標が大きいか小さいか?」ではありません。
重要なのは「そこに現実的な行動計画があるかないか?」です。
仮に数年後の目標達成という大きなゴールをおいたなら、そこから逆算して1年前の目標をマイルストーンとしておきます。
そこからさらに1年前の目標もマイルストーンとしておきます。
それを繰り返しながら、今から見て1年後のマイルストーンを小さな目標として設定します。
5年後・・・10年後の大きな夢(目標)に辿りつくために2017年の1年で自分はどこまでいくのか・・・?を考えてみるわけです。
そのための行動計画を考えることが重要です。
単に目標達成の目的・理由を明確にしていても、そこで終わりにしてしまっては結局何も起こりません。
目標を計画に落としこみ、カレンダーでもスケジュール帳でも良いので、行動計画を視覚化することが必要です。
目標達成することが常態化している人ほど、現実的な計画を立てていますし、冷静にそれを書き直しながら実直に行動に移しているものです。
言えるのは、目標達成においては「目的・理由」と「計画」という2つの重要な観点を忘れてはいけない・・・ということですね。