サラリーマンがお金持ちになるためには越さなければいけないいくつかのハードルがあります。
いわゆる「4つの壁」です。
1.賃金規定の壁
2.就業規則の壁
3.税制の壁
4.転職の壁
1.まず、サラリーマンの給与がアップする機会が、多くの場合1年に1度の4月の時期だけです。
なぜなら、賃金規定にそう定められているからです。
しかも、その昇給幅は数百円から多くても数万円(←万円単位の人は稀でしょうね)です。
これでは、サラリーマンが会社の給与だけでお金持ちになることはムリです。
そこで、副業でもしようかな?となるわけですが、ここで2つ目の壁が立ちはだかります。
2.つまり、「副業禁止」が規定されている就業規則の壁です。
最近は副業禁止を排除する企業も出てきましたが、そうは言ってもまだまだ限定的だと思います。
3.給与アップも副業もできないなら、お金を貯めるしかない・・・とコツコツ貯蓄に励もうとしたときに、3つ目の壁に気づきます。
すなわち、節税したくてもできないという税制の壁です。
自営業者と違って、サラリーマンの経費計上には限界があります。
4.最後は「もう仕方ない、じゃあ転職しよう」と思って別の仕事を探そうとすると4つ目の壁が現れます。
それが転職の壁であり、ほとんどの人は転職するほどに年収ダウンとなります。
よほどの実力者でなければ、転職で年収アップとはなりません。
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このように、なかなかサラリーマン生活だけではお金持ちになれないのが今の日本社会だと思います。
ではどうするか?
1.→昇給が年に1度だけでもいいのでとにかく毎年給与アップとなるようにひたすら頑張って実力をつける/実績を残す
2.→副業はできないけども「投資」であれば行うことができます。
3.→節税が難しくても可能な限りの節税テクニックを駆使してお金を貯めるしかありません。
無駄遣いをしない(=浪費をしない)ように普段の生活の中で意識することも大切です。
4.→転職しても年収が上がるように自分ブランドをつくる。
要は、稼げるサラリーマンになってどんどんビジネスマン化していく必要があります。
何も考えずにただ会社と家との往復をしているだけでは、サラリーマンがお金持ちになったり経済的に自由になることはないと思います。
今置かれている環境を的確に理解したうえで、自分にやれること/やれないことを区別して、「やれることに集中」すると良いと思います。
1年や2年くらいで劇的にお金が増えている・・・と言うことはありませんが、継続していくことで徐々に貯金額は膨らんでいきます。
サラリーマンでもビジネスマン化していくことで、お金持ち/経済的自由人を目指すことはいくらでも可能だと思います。